前回、前々回で、iOSとAndroidで使える無料SIPアプリの比較をしました。
今回は、前回紹介したSIPアプリのうち、Windows版が公開されている
・Linphone
・ZoiPer
の2アプリの比較をしたいと思います。
・Linphone
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Windows版のLinphoneは現状英語版のみ使用可能になっています。
![](https://i0.wp.com/cpoint-lab.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/2020-06-04-3.png?fit=1024%2C673&ssl=1)
PC版のLinphoneは少々設定がわかりづらいです。
SIPのユーザー名とドメインを1行で表記する形式となっているため、例をよく見れば何を入力する必要があるのかわかりますが、ぱっと見どのように入力すればいいのかわかりません。
また、詳細設定に置かれていてもよさそうな設定値も初期設定画面で出ているのも微妙な点です。
なお、パスワードはここでは入力できず、”Confirm”を押した後にパスワードが必要な場合は認証画面が表示されるような仕組みになっています。
とはいえ、わかりづらいのはセットアップ画面のみで、通常の通話の操作などはわかりやすい印象でした。
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通話中の電話転送などにも対応しているので、社内電話のPC用クライアントとしても使えそうです。
スマートフォン版との違いとしては、1画面でできることが多くなっている点でしょうか。
画面が大きい分、一つの画面でいろいろな操作ができるのは便利ですね。
・ZoiPer
ZoiPerはスマホ版同様に初期設定が非常に簡単なのが魅力的でした。
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このように、使用可能なプロトコルの検出もやってくれますし、デバイスの設定やテストもウィザード形式で進められるので、通話するときになってマイクやスピーカーが使えない…という事態も防ぎやすそうです。
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![](https://cpoint-lab.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/2020-06-04-37.png)
![](https://i0.wp.com/cpoint-lab.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/2020-06-04-39-1.png?fit=1024%2C710&ssl=1)
Linphoneと比較して惜しい点は電話転送機能などのビジネスフォン向け機能が有料オプションになっている点。
これらの機能をZoiPerで使用する場合は有料オプションの購入が必要になりそうです。
ただ、SmarTalkなどの個人電話であれば十分事足りるのではないかなと思います。
ということで、Windows上で動作するSIPクライアントを比較してみました。
スマートフォンと比較すると種類は少ないですが、十分に使えるものがそろっているのではないかなと思います。
PCで主にSIPで電話をされたい方は是非試してみてはいかがでしょうか。