[Android]SmarTalkで無料SIPクライアントアプリを比較してみた。

  • 2020年5月27日
  • 2020年5月27日
  • Android

最近SmarTalkというIP電話サービスを使用しています。

SmarTalkには標準アプリがあるのですが、SmarTalk自体はSIPという仕組み(プロトコル)を使ったIP電話サービスなので、SIPに対応したアプリであれば標準アプリでなくても利用することができます。

取り合えず自分のAndroid端末に標準アプリをインストールしてセットアップしたところ、どういうわけか着信音がならないなどの問題が発生しました。(※現在のバージョンでは改善しているようです。)また、着信時のUIがスライド式ではなく、誤反応が心配など、個人的に心配なUIというのもあったため、ほかのSIPアプリを利用することにしました。

各ボタンが端末ロック状態でもスライドボタンにならないため、誤反応が不安…

今回は、無料で使えるSIPアプリを複数使い比べてみた際に分かった、各アプリの違いやいい点、改善してほしい点などをご紹介していきたいと思います。

・Android標準電話アプリ

そもそも、実はAndroid標準の電話アプリにもSmarTalkのようなSIP経由の電話の着信を行うことができる機能がついています。

Android 6.0でSMARTalkが動かないのでAndroid標準電話アプリで対応する手順 – ぴよ公房

普段使用する電話アプリと同じUIを使用できる上に、システムアプリを使用することの安心感もあります。

しかし、自分が持っている端末で設定してみたところ…

着信できるのは飽くまでWi-Fiと接続しているときのみのようで、残念ながらモバイル回線経由での発着信を行うことができませんでした。

これでは外出中に電話をかけることができないため、使えません。

また、ちょくちょくレジストがうまくいっていないのか、電話をかけても着信できないこともあり、かなり微妙な挙動でした。

Wi-Fi環境のみで使用する場合はベストな方法かもしれません。

・AGEPhone

日本製のSIPアプリではかなり定番で、推奨アプリになっているサービスも多いアプリです。

ちょっとクールなUIですが、見やすく、操作もしやすい表示になっています。

SmarTalkを使用する場合はあまり設定を変更しないといけない項目はありませんでした(コーデックとエコー処理の無効かぐらい)が、設定からはかなり細かくパラメータを触ることができるようになっていたり、Wi-Fi接続時、モバイル回線接続時それぞれで豊富な音声コーデックの中から使用するものを選ぶことができたりと、かなり充実しています。

ちょっと癖のあるSIPサーバーにつなげる場合でも、これだけパラメーター調整ができれば、うまく連携させられるかもしれませんね。

ただ、AGEPhoneの着信画面はSmarTalk公式アプリ同様にスライドスイッチではなく、ワンタップで通話を開始できてしまうため、やはり誤反応が心配になります。

また、エコー防止機能を入れるとかなり自分側の音声が途切れてしまうことがあるので、一度実際に通話テストしながら調整した方がよいかもしれません。

・Zoiper

SIPを使用するユーザーには安定性が高いという評判のアプリです。

設定画面はかなりシンプルでわかりやすいです。

また、自分が使用するSIPサーバーがどのプロトコルに対応しているのかも設定時に調べてくれます。

これはなかなか親切な仕様ですね。

一通り初期設定を済ませてしまえば、もうそのまま普通に使えます。

ダイヤルパットもシンプルなデザインで見やすいです。

端末ロック時の着信画面もちゃんとスライド式になっているので、誤反応の心配もなさそうです。

一方難点としては、日本語に対応しておらず、すべて英語表記になってしまっているところです。

折角品質のいいアプリなのに、ここは少し残念ですね。

また、Zoiperは比較的課金してもらうことを念頭に置いているアプリなので、一部のコーデックが有料オプションになっているのも注意が必要な点です。

もっとも、こちらについては無料で使用できるコーデックだけでも十分快適に利用できるので、有料オプションの購入は必要ないかもしれません。

・Linphone

最後にご紹介するのがLinphoneという名前のSIPアプリ。

なんとオープンソースで開発されており、完全に無料で使うことができます。

しかも、他アプリだと有料オプションになっていることが多い高品質コーデックのG729も無料で使用することができます。

UIも非常に見やすく、モダンなデザインになっていて非常に使いやすい印象です。

さらに、今回条件の一つにしている”端末ロック状態での着信で、応答ボタンがスライドスイッチになっている”デザインにもばっちり対応しています。

さらに、電話転送にも対応しており、社内などで内線電話として構築されているSIP環境の場合は内線電話のクライアントとしても使用できそうです。

こんな感じで無料でありながらかなり至れり尽くせりなLinphoneですが、唯一の難点が自動録音に対応していない点。

発着信後に手動で録音を開始させることはできますが、発着信時に自動で録音を開始してくれないのはすこしつらいところです。

ただ、録音機能がいらない、という方には一番おすすめできるSIPアプリかもしれません。

とこんな感じで、今回はAndroid用SIPアプリをメリット・デメリット含めてご紹介しました。

やっぱり、いずれのアプリもどこに力を入れるかで方向性が異なっているため、自分がどういった用途で使用したいのかでSIPアプリを選んだほうが一番使いやすいのではないかと思いました。

SIPアプリの選定に悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。

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