USBメモリ 容量表記の罠

USBメモリやポータブルHDDなどを買う際に、そのストレージの容量を確認してから買っている方がほとんどだと思います。

今回はこのUSBメモリの容量についてのネタです。

USBストレージを刺すと、パッケージに書かれている容量と、PCに刺した時に表示される容量が異なって見えることがよくあります。

USBストレージに不可視の容量が設定されていて少なく表示されている場合もありますが、例えば64GBのストレージを買ったのにPCにつないだら58GBぐらいの容量で表示され、”えっ、6GBも少ないじゃん…”となってしまう場合もあります。

この違いの一番の原因は、実はストレージの総容量を出すときの計算方法の違いにあるようです。

容量を表すByteという単位ですが、実はこの単位は特殊な部分があり、2つの計算方法が存在しています。

1000バイト=1KB、1000KB=1MB…

のように、1000単位で次の位に上がる”SI接頭辞”と、

1024バイト=1KB、1024KB=1MB…

のように、1024単位で位が上がっていく”二進数接頭辞”

の2種類です。

つまり、同じ100GBというデータ量でも、

100GB = 100 × 1000 × 1000 × 1000 (B)

の場合と

100GB = 100 × 1024 × 1024 × 1024 (B)

の場合があるということです。

(※11/27修正:計算式が間違っていました。申し訳ありません…)

ややこしいですよね…(;´∀`)

そして、USBストレージのパッケージに書かれている容量にはよくSI接頭辞が用いられていて、PC内での容量計算には二進数接頭辞が使われているので、実際は少なく表示されるようになっているわけです。

(PC上でSI接頭辞なんて普段ほとんど使う機会がないのになんでこればっかり使われるんでしょうね(;´∀`))

なので、例えば合計60GBのデータをバックアップしようとして、64GBのUSBメモリを購入したら、実際は58GBしかなかった…なんてことが起きたりもしますので、データの保存に必要な容量に合わせてストレージを購入する場合は、かなり余裕をもった容量のものを購入されることをお勧めします。

参考:
USBメモリについて(2)バイト単位について補足 – 【IT運用保守】サポーターズBlog

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