他のスマートフォン同様、Pixel 3aにもテザリング機能がついているのですが、従来のスマートフォンと異なる点が一つあります。
実はWi-Fiにつないだまま、テザリングを行うことが可能になっています。
以前メイン機として使用していたXperia Z5では、テザリングをonにするとWi-Fiが無効化されてしまいますが、Pixel 3aではWi-Fiを有効にしたままテザリングもできるようになっています。
これができると何が良いかというと、例えばWi-Fiの電波が悪いとき、 Pixel 3aを中継器代わりに使用することができます。
また、PCを Pixelにつないだまま、近くに利用可能なWi-Fiがあれば Pixel 側で自動でWi-Fiに切り替えてくれますし、Wi-Fiとの接続が切れてしまった際には自動でモバイル回線に切り替えてくれるので、PC側で接続先を切り替えることなく、最適な回線が使用できるのでとても楽です。
他にも、複数のWi-Fi端末を持っていて、外出先で複数端末をWi-Fiにつなげたくなった時も、あらかじめPixelとだけ接続できるようにしておけば、外出先のWi-Fiの接続設定を使用する全部の端末に入力する必要がないのも便利ですね。
こういった仕組みはWindowsやLinuxなどでは既に使用可能になっていましたが、モバイル機器でできる機種は多くありませんでした。(AndroidだとGalaxyやP20 Proなどで独自に対応しているようです。)
意外に重宝する「Wi-Fiブリッジ」機能 – ケータイWatch
今回Pixel 3aにWi-Fiの中継機能が搭載されたということは、(ハードウェアさえ対応していれば)Android上で標準機能になる可能性も大いにありそうな気がしますね。
今年の秋にはAndroid 10 が正式にリリースされる予定となっていますが、こういった細かい部分の機能の進化も是非注目していきたいです。