Windows上でLinuxの環境を動作させることができるWindows Subsystem for Linuxですが、実は外部ドライブを接続した際、自動で認識してくれない仕様になっています。
恐らく、自動でマウントしてしまうと、取り外すときにややこしいことになる(安全な取り外しができなくなるなど)可能性があるのが理由なのだとは思いますが、そうは言ってもWSLから外付けドライブに直接アクセスしたいときももちろんあります。
実は、自動的にマウントはされないものの、デバイスを接続後にWSL上からコマンドでマウントを行うことが可能です。
Windows 10の「WSL」でネットワークドライブなどをマウントする – @IT
次のようにコマンドを入力します。
#(まだない場合は)マウント先のディレクトリを作成
mkdir -p ディレクトリのパス
#作成したディレクトリに実際にデバイスをマウント
mount -t drvfs デバイス名 マウントポイント(ディレクトリ名)
デバイス名は、マウントする対象のドライブ、マウントポイントはマウント先をそれぞれしていします。
例えば、Windows上の”E ドライブ “をWSLにマウントしたい場合、
mkdir -p /mnt/e #ない場合のみ
mount -t drvfs :E /mnt/e
のようにすればマウントされ、WSL上では /mnt/e の中に外部ストレージの中身が入った状態になります。
外すときは
umount /mnt/e
でマウントを解除できます。
マウントの自動化などの詳しい操作方法は上記の参考サイトを参考にしてください。