普段、Excelで入力した式がエラーになると思われる時には IFERROR 関数を使って #N/A や #DIV/0! などのエラーが表示されないようにしています。
が、今回、実行した式の結果が #N/A の場合、指定した文字列や数値を表示してくれる IFNA 関数というものを知ったので、簡単にまとめ。
ちなみに、IFERROR 関数を入力しようとした時に、IFNA という関数名を見つけて、これ何だ?となったのが、発見のきっかけです。
なお、#N/Aエラーとは、数式で参照したい対象が見つからないときに表示されるエラーです。
例えば、VLOOKUP 関数を使って、ある範囲で特定のデータを検索し、データが一致した場合、そのデータに対応する値を表示する、という処理を行う際、参照したいデータがその範囲から見つからなかった場合、#N/A エラーになります。
今回参考にさせていただいたサイトはこちらから。
IFNA 関数の使い方~論理関数Excel
https://kokodane.com/kansu_logic_05.htm
使い方ですが、それほど複雑ではなく、IFERRORと同じ感覚で使えます。
式の構文は下記のとおり。
=IFNA([実行したい式],[#N/Aエラーだった時に表示する内容])
文の構成はIFERROR関数と同じなので、使い方に困る事は無さそうです。
使い方の例は、こちら。
=IFNA(VLOOKUP([参照データ],[検索範囲],[表示するデータの列番号],false),[エラー時に表示する内容])
上記を実行し、もし VLOOKUP 関数の結果が #N/Aエラーになったら、第二引数で指定した値が表示されます。
以上、IFNA 関数の使い方でした。
エラー内容が参照エラーのみだとわかっているときは便利そうですね。
が、個人的には IFERROR 関数の方が、あらゆるエラーの時にも対応してくれるので、汎用性が高いかなと思います。