slackでは標準の機能でRSSフィードを登録することでSlackが定期的に登録されたRSSの更新をチェックし、更新があった場合は通知として配信してくれる機能があります。
この機能を使うと、脆弱性情報や、IT界隈の気になるニュースなどを漏れなく取得できるので、とても重宝しています。
一方、Slackと似た機能を持つコミュニケーションツールであるdiscordでは、標準でRSS通知には対応していません。
discordはもともとゲーマ同士のコミュニケーションツールとして発展してきた経緯がありますが、現在では会社をまたいだエンジニアの方との情報交換に使われたり、勉強会のコミュニティの構築に使われたりもしています。
せっかく人が集まっているところで、話のネタにRSSで取得したニュースを活用したい…と思い、discord上で
RSSの更新通知を表示する方法を調べてみました。
その結果、”MonitoRSS”というサービスがあることがわかりました。
Monito RSSはオープンソースのdiscordボットで、登録したRSSフィードを定期的に巡回し、更新があればあらかじめ指定したチャンネルに通知を投稿してくれるという、まさに今回探していたドンピシャな機能を持ったボットです。
使い方は非常に簡単です。
まず、”Invite Me!”からボットを自分のサーバーに招待します。(※招待できるのは管理者権限を持っているサーバーに限られます。)
上のような画面になるので、どちらかを選択します。
(基本的にはWith Roleでよいかと思います。ロールなしで招待したい場合は”Without Role”を選択します。)
招待するサーバーを指定したら、はいをクリックします。
全ての権限にチェックを入れ、”認証”をクリックします。
すると、MonitoRSSが指定したサーバーに接続されます。
次に、MonitoRSSのトップに戻り、Control Panelをクリックします。
すると再びdiscordのログイン画面が表示されるので、”認証”をクリックします。
認証に成功すると、MonitoRSSのコントロールパネルにログインできます。
左側ペインのプルダウンから、操作するサーバーを選択肢、”Feeds”をクリックします。
すると、購読フィード管理画面が表示されるので、下側の”add”の項目から、URL、配信するチャンネルを指定し、”Add”をクリックします。(Titleについては通常RSSから名前が取得されるので、任意の名前をつけたいときのみ入力でOKです。)
あとは、登録したフィードが定期的にチェックされ、更新されていれば通知が設定で指定したチャンネルへ配信されるようになります。
なお、MonitoRSSの公式サーバーでは5件まで無料で登録が可能となっています。
因みにMonitoRSSはユーザー自身が用意したサーバーへインストールすることも可能です。
下記URLからMonitoRSS本体を入手できます。
https://github.com/synzen/MonitoRSS-Clone/tags
この場合、DiscordAPIへのアプリの登録も必要にはなりますが、フィードを無制限に登録することが可能です。
非常に便利なボットなので、自分で管理しているサーバーをお持ちの方は是非試してみてください。