しつこいmacOSの”キャッシュ汚れ”を一掃する

  • 2020年7月29日
  • 2020年7月29日
  • Mac

macOSは比較的軽快に動作する良いOSですが、非常にキャッシュをため込みやすいという特徴があります。

時にその規模が10GB以上になることもあるので、少なめのストレージでmacOSを動かしているユーザーにとっては死活問題です。

macOSに標準で簡単な容量解析が付属している上、OnyXのようなサードパーティー製の強力なキャッシュ削除ツールも公開されています。

OnyX – Titanium Software

Macの標準容量最適化ツール
OnyX

ところが、こういったツールを使用してもなお取り除くことができないキャッシュが存在しているようで…

自分の場合、MojaveからCatalinaへアップグレードする際に容量が不足してしまい、上記のOS標準のツールで大きいファイルを探したり、OnyXを使用してキャッシュをクリーニングを行ったりしてみたのですが、どうしても容量を稼ぐことができず困っていました。

さらに色々調べすすめてみたところ、手動で削除できるキャッシュ領域があることを知りました。

Macのハードディスクの空き容量を開放する – Qiita

※これから試すコマンドを誤った状態で入力すると、最悪の場合OSに初期化以外で回復不能なダメージを与える可能性があるので注意してください。

このうち、自分の場合下記のコマンドを実行しました。

#OSのハイバーネーション時に使用する一時ファイルの削除
sudo rm -r /private/var/vm/sleepimage
#Adobeのキャッシュ削除
rm -rf ~/Library/Application\ Support/Adobe/Common/Media\ Cache/* ~/Library/Application\ Support/Adobe/Common/Media\ Cache\ Files/*
#macOS全体のキャッシュ削除
sudo rm -rf /System/Library/Caches/* /Library/Caches/* ~/Library/Caches/*

上記3つのコマンドを実行したところ、およそ10GBほどの空き容量を作ることができ、無事Catalinaのインストールまでこぎつけることができました。

先にも書きましたが、削除コマンドを使用するので、操作の際は間違えないように十分注意する必要がありますが、長期間Macを使っている方の場合は効果的な場合もありますので、容量不足にお困りの方は試してみてください。

なお、キャッシュを消すことでアプリの動作に影響を与えないとは断言することはできないので、実行する際は自己責任でお願いします。

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