前回、iPad用のターミナルアプリをご紹介しましたが、今回は前回のターミナルアプリではできなかったSSH接続を行うことができるアプリを紹介したいと思います。
Shelly – SSH Client
[appbox appstore 989642999]言語は英語のみ対応ですが、画面構成はシンプルなので特に迷うことなく設定できました。
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またシェル上では問題なく日本語を使用することができます。(iPad用のSSHクライアントは日本語入力にも対応できないものが多い。)
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また、こちらのアプリでは残念ながらトンネリング機能はついていないのですが、ログイン成功時に自動実行するコマンドを設定から指定することができるため、ここでSSHコマンドを設定しておけば、踏み台サーバー経由のアクセスも簡単にできます。
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SSHサーバーへの接続情報はパスワードを含めてShelly内に登録できますが、不正な操作を防ぐためのパスコードやTouchIDなどを設定してロックすることもできるので、ここも魅力的なポイントです。
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なお、SCPなどによるiPadからのファイル転送は非対応となっているようです。
証明書認証などのオプション機能を使用する場合は、アプリ内課金 (買い切り)で購入する必要がありますが、14日間はこの有料機能も無料で試すことができるので、自分の環境で問題なく利用できるかも確認してから購入することもできます。
iPad用のクライアントアプリは多種で回っており、いずれも料金プランや使い方、機能などが異なっているため、好みがわかれるところにはなりますが、基本的なSSHクライアントの機能で十分な場合は、日本語入力に対応しているShellyは使い勝手がよさそうです。