POSIXはPortable Operating System Interfaceの略です。最後のXはLINUXをはじめ、UNIX系の何かしらの末尾にはXがつくことが多いから付いたとか。
POSIXが具体的に何かというとUNIX系OSの守るべき仕様です。UNIX系の環境は色々あります。サーバをよく触る自分でなくともRaspberryPiのdebian, CentOS, AmazonLinuxなど何が違うかよくわからないがとにかく名前が違って色々なコマンドやエイリアスがあったりなかったりする、と差異を感じます。POSIXはその様な差異がある中でも最低限共通している仕様です。厳密にPOSIXを守っていないOSもそれなりにあるらしいですが、そうそう破られてないらしいです。
POSIXの仕様は次にまとまっています。
The Open Group Base Specifications Issue 7, 2018 edition
コマンドを叩くだけのにわかとしては、使えることが信用できるコマンドがわかればOKです。日本語のチートシートは例えば次です。
原著にあたるには、The Open …のリンク先ページで Shell & Utilities -> 4.Utilities とジャンプすると信用できるコマンドの一覧が出てきます。これらにあるコマンドを使ってシェルスクリプトを作ると、おおよそどのLINUX環境でも動くシェルスクリプトができあがります。シェルスクリプト故、読みにくいコードになりがちですがサーバに仕込んだり、Docker関連で何か作ったり、操作したりする時に使いまわせて便利です。