カテゴリーアーカイブ GPS/GNSS

takahashi 著者:takahashi

ヨーロッパのGNSSシステム”Galileo”に大規模障害発生中。Galileoを使用した一切の測位が不能に

ふとTwitterを見たらこんなつぶやきが…

なんとGNSS(各国が運用している全地球測位システムの総称)の一種であるヨーロッパの”Galileo”の測位衛星が、全機一斉に使用不能になっているようです。

ヨーロッパのガリレオ全地球測位システム まさかの完全停止 – Togetter

記事を書いた時点でもまだ死んでいるみたいですね…

Constellation Information – European GNSS Service Centre

なお、Togetterによると、今回の問題はGST(Galileo System Time)に異常がでているのではないかという情報も出ていますが、公式発表がない為、詳細は不明です。

いずれにせよ、いつ復旧するかわからない状況となっていますので、Galileoを使用したシステムを構築している場合は注意が必要そうです。

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著者:杉浦

RTKLIBに関することの集まっているwebページrtklibexplorerの紹介

 rtklibexplorerはRTKLIBにとてもとても詳しい人の運営しているページです。
 このページではRTKLIBそのものの情報、受信機と組み合わせたときの評価、RTKLIBを用いた測位のサンプル、記録などがそろっています。
 特に最近役に立ってくれたのは次のリンクにあるRTKLIB実行用サンプルと設定解説です、
GPS Sample Data – rtkexplorer
Updated guide to the RTKLIB configuration file – rtklibexplorer
 サンプルは受信機生データ、基地局生データが必ずあり、多くにRTKLIBの設定と結果もあります。設定解説では、ある設定がいかなる意味で自分はこういう理由でこう設定している、とわかりやすく解説してあります。RTKLIBの説明書だけを読んでも得にくいノウハウがここから学べます
 rtklibexplorerではRTKLIBの改善もオープンソースでしています。
rtklibexplorer/RTKLIB
RTKLIB Code – rtkexplorer
 主だった変更点は設定可能項目の増加です。基盤になる測位モードから係数まで多岐に渡ります。

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著者:杉浦

地図の誤差と地図より正確な高精度測位

 位置情報を確認する時、ほとんどの場合で地図上に目的の位置情報を置いて確認します。北緯34度43分34.36456秒,東経137度43分5.85516秒の様な位置を表す数字のみで位置情報から正確な位置そのものを想像することは困難です。この様に地図と位置情報という二つのものを使って位置を確認する際、考慮される誤差は地図の誤差と位置情報の誤差の二種類に大別されます。位置情報の誤差は高精度な衛星測位を良好な環境で用いた場合、数cmという範囲に収まります。一方で旧来から使われている地図は次の基準に沿って作られており、精度もこの基準に準拠しています。

「数値地形図データ」とは地形、地物等に係る地図情報を位置、形状を表す座標データ及び内容を表す属性データ等として、計算処理が可能な形態で表現したものをいう。

作業規程の準則 | 国土地理院
作業規程の準則(全文)
 文言は国土地理院 作業規程の準則 第3編 第1章 第1節中の第78条から引用
 画像は国土地理院 作業規程の準則 第3編 第1章 第2節中の第80条から引用

 近年現れた測位の高精度化によって地図の精度の方が悪くなっています。結果、数cmという高精度な測位結果を持っていたとしても地図と重ね合わせて使用するという方法の上では、もういくらか悪い精度の情報となってしまいます。
 このため高精度な位置情報の恩恵は、UI面で少なく、位置情報のみで閉じたシステムで大きくなります。位置情報のみで完結した領域として測量などの建設があります。国土交通省はi-Constructionと名付けて、高精度測位等の情報通信技術による建設生産システム全体の生産性の向上を推しています。
i-Construction

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著者:杉浦

LeafletのアイコンオプションiconAnchorの意味

 Leafletは地図をJavaScriptで描画、操作するためのライブラリです。地図上に何かを置きたい時、それはアイコンオブジェクトを用いて実現することが多いです。アイコンを定義する際にはicon関数を用いて次の様に定義します。次のコードはMarkers With Custom Icons – Leaflet – a JavaScript library for interactive mapsからの引用です。

var greenIcon = L.icon({
    iconUrl: 'leaf-green.png',
    shadowUrl: 'leaf-shadow.png',

    iconSize:     [38, 95], // size of the icon
    shadowSize:   [50, 64], // size of the shadow
    iconAnchor:   [22, 94], // point of the icon which will correspond to marker's location
    shadowAnchor: [4, 62],  // the same for the shadow
    popupAnchor:  [-3, -76] // point from which the popup should open relative to the iconAnchor
});

 このオプションの中にiconAnchorというものがあります。直訳してマーカーの位置に対応するアイコンの点です。Leafletはこの緯度経度に、このアイコンを用いてマーカ―を、この地図上に置く、という様にマーカーを地図上に置きます。

L.marker([51.5, -0.09], {icon: greenIcon}).addTo(map);

 マーカーという以上、地図を見るものにその印を示すために絵を用います。iconAnchorはこの絵のどの部分に指定した緯度経度がくるかを指定するオプションです。もしiconAnchorを間違えた場合、矢印の根元のような直感的でない部分が位置を指すことになってしまいます。
 Explanation of Leaflet Custom Icon LatLng vs XY Coordinates – Stack Overflow
 このStack Overflowの図説が完結にまとまっていました。

 左上を(0,0)とし、用いるimgに合わせてpx単位で合わせることが基本になります。割合を用いないのはアンチパターンに見えますが、アイコンを定義する際の単位はいずれもピクセル単位となっているためこのやり方が推奨のやり方となっています。

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著者:杉浦

投影における経緯度座標及び平面直角座標相互間の座標換算についてのより簡明な計算方法

河瀬和重, Gauss-Krüger 投影における経緯度座標及び平面直角座標相互間の座標換算についてのより簡明な計算方法, 国土地理院時報 No.121 (2011), pp 109-124.
 平面直角座標系は地球上の狭い範囲のみを扱うという条件を付けて、ある範囲を平面として考える座標系です。一度に扱う範囲が狭いため地球を平面とみなしても問題が起きません。平面であるが故に扱いが楽でGIS(地理情報システム)など様々な場所で使われています。
 一方でGNSS(衛星測位システム)は緯度経度を基礎として扱っているシステムです。GNSSは地球全体を統一して扱うため緯度経度の方がより合っています。そのためGISとGNSSを用いるシステムを作る、扱う際には緯度経度と平面直角座標の変換が必須です。
 国土地理院には便利なプログラム・データとして平面直角座標への換算とその計算式があります。
河瀬和重, Gauss-Krüger 投影における経緯度座標及び平面直角座標相互間の座標換算についてのより簡明な計算方法, 国土地理院時報 No.121 (2011), pp 109-124.
はこの計算式の原著で、なぜこの式にまとまるのかの話と実装例が載っています。勉強としても参考としてもおすすめの一本です。

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著者:杉浦

世界測地系と日本測地系

 測地系とは位置を表すための前提条件のことをいいます。具体的には地球はどのようになっているかという定義です。技術の発展によりより正確に地球のことがわかるようになり、測地系は更新されていきます。また、グローバル社会が謳われるようになり測地系の名前も世界測地系と改められました。少々ややこしいことに、ただ名前を変えただけのローカルな測地系もあります。例えば日本測地系2011という測地系があります。幸い学術的には日本測地系2011やJGD2011の名で使われていますが、場によっては世界測地系と呼ばれます。
 GNSSが使用している測地系はWGS84という世界測地系です。元々はGPS用のアメリカの規格ですがGNSSの広がり方によって本当に世界単位で使われています。
 座標系という位置の表し方の定義があります。緯度経度、XYなどです。測地系は最初に述べた通り地球の形の定義づけです。位置に関する値を取り扱う時は、どの測地系に従ったどの座標系の値なのか、ということを気を付ける必要があります。特に測地系は異なってもせいぜい数メートル、数十メートル単位のずれで直感的に間違いが分かりにくいです。テストの際には先達の作ったソフト等と突き合わせて検証を行うべきでしょう。

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著者:ym

いよいよ今週 11 日に KSK ロールオーバー

前回以下のページで応答がないと書きましたが、再度実施した所無事に 4090 と数字が表示サれてきました。

root zone の KSK rollover

 

# dig +short rs.dns-oarc.net TXT
rst.x4090.rs.dns-oarc.net.
rst.x4058.x4090.rs.dns-oarc.net.
rst.x4064.x4058.x4090.rs.dns-oarc.net.
"202.152.*.* sent EDNS buffer size 4096"
"202.152.*.* DNS reply size limit is at least 4090"
"Tested at 2018-10-08 04:18:30 UTC"

実行して見るとこの様な感じ。サービス提供で使用している DNS フルリゾルバに対して実行してみましたが問題はなさそうです。

KSKロールオーバーについて

 

 


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著者:杉浦

国土地理院のハザードマップ

重ねるハザードマップ | 国土交通省
 ページのtitleは国土交通省ですし、国土地理院のトップページのみならず国土交通省のトップページからも簡単に遷移できますがが、ドメインとしては国土地理院のページです。国土地理院は国土交通省の一部ですのでおそらくその辺りでしょう。
 主な使い方は簡単です。左上の災害種別で災害毎の影響範囲のまとめを地図上に写して見る、右上の危険虫眼鏡で調べたい場所をクリックしてその場所のリスクを見る、これだけです。
 
 詳しくどういう情報から知りたい時はレイヤー情報の解説ボタンから詳しい解説が開きます。また作図、保存、印刷機能も備えており、メモ書き等含めて目的に合わせた地図を柔軟に作れます。

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著者:杉浦

google mapのタイムライン機能

 googleはユーザからこれでもかと情報を集めて、その情報をサービスに活かしています。タイムライン機能は自分がいつどこにいたかの情報を見る機能です。
 使い方はgoogle map左上の三みたいなアイコンをクリックして図のタイムラインをクリック。

 主要な点、おそらく遠出した時の点が描かれる画面になります。左上から日付を指定すると下の画像の様に、具体的なルートとかかった時間まで教えてくれます。

 残したくない、消したいという場合は右下のごみ箱から捨てられます。一方でローカルに保存することもできます。このようなデータを使用しているため、googleのナビは同じルートでも個人差を考慮したより正確であろう移動時間を予測してくれます。
 

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著者:杉浦

空中写真とオルソ画像

 地図は全ての地点において真上から見たような視点で地形が描かれます。しかし空中からの写真撮影はそうはいきません。撮影を行った一点から放射上に広がり、遠くのものほど傾いて映ります。この傾いた写真を空中写真、地図の様に傾きを直した写真をオルソ画像と呼びます。下の図はオルソ画像について|国土地理院から引用した図です。
 
 図の様に写真の端を中央に寄せて真上から見たときと同じ大きさに収めるわけです。ただの圧縮なので傾きによって映った側面の部分は画像に残ったままです。この手法によって写真が整形されているからこそ、下図の様な地図を重ね合わせを少ない違和感で実現できています。

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