稼働中のサーバーの設定ファイルを書き換えた際、もし設定ファイルが誤っている状態でデーモンを再読み込みしてしまうと、起動に失敗して止まってしまうことがあります。
一部のデーモンには、このようなトラブルを防ぐために、設定ファイルのチェック機能を備えているものがあります。
例えば、Apache(httpd)の場合は
sudo apachectl configtest
sudo httpd -t
のようなコマンドを実行することで、設定ファイルのチェックができます。
さて、MySQLもまた、チューニングやセキュリティレベルの設定でしばしば設定ファイルを書き換えることがありますが、実稼働中のMySQLの設定ファイルを書き換えるのはなかなか怖いですよね。
実は、MySQLにも、設定ファイルをチェックさせる方法があります。
mysqld --verbose --help > /dev/null
このコマンドを実行することで、MySQLのシンタックスチェックが行えます。
具体的には、mysqldコマンドの使い方を表示するコマンドなのですが、もし設定ファイルにエラーがある場合は、合わせて表示されるようになっているので、これを利用しています。
/dev/nullにリダイレクトしているのは、エラーに関係ない情報を非表示にするため。
もしエラーがあった場合は標準エラー出力で出力されるので、上記のようにすればエラーのみ表示させることができます。
是非試してみてください。
参考サイト:
MySQL で my.cnf のシンタックスチェックを行う方法 – GOTOHAYATO.COM