Windows10のスタートメニューには、アプリを起動しなくてもアプリの提供する情報を確認できる”ライブタイル”という機能があります。
Windows 8 で初めて実装され、アプリを開くことなく多くの様々な情報が確認できるので、非常に画期的なUIだと個人的には感じていました。
ところが、このライブタイル機能、将来のWindows 10のバージョンで廃止される可能性が高くなっているようです。
Windows10のライブタイル機能を廃止?アイコンに置き換えか – Livedoor NEWS
Twitter上では、”使っていない” “そんな機能があるなんて知らなかった”という意見が寄せられる中、
“使ってたのに…” “無効・有効を切り替えれるようにしてほしい”といった声も多くみられました。
個人的には、Windowsのこのライブタイルは非常に画期的なアプリケーションの通知の表示方法だと感じています。
現在、どのOSにおいてもアプリケーションやシステムからのすべての通知は一か所にまとめて表示するのが主流となっています。
確かに、管理のしやすさという点では、一か所にまとめておいた方が有利な点もあるとは思います。
しかし、すべてのアプリの通知が一か所に集中してしまうので、画像のように大量の通知が通知センターにスタックしてしまい、どんな通知が来ているのか把握しきれなくなってしまうという問題が発生します。
最近はあらゆるアプリが通知を発するようになっており、各OSではどうすればユーザーが欲しい通知だけ表示できるようになるか、対応を苦慮している場面も見かけられるようになりました。
一方、Windowsのライブタイルは、一度アプリのタイルを配置すれば各アプリケーションごとに区切られた通知領域をもつようになり、どこにどのアプリの通知が表示されるのかを探す必要もありません。
しかも、自然とユーザーにとって情報が欲しいと感じるタイルしか設置しないため、ユーザーが情報を受け取りたいと考えるアプリの通知のみを、しかも俯瞰して1つの画面で見ることができます。
そういった理由から、個人的には”ライブタイル”という表示形式が、通知の表現方法としてかなり優れており、最近の”通知過多問題”の解決策の一つとなる表示方法なのではないかと感じていました。
そういった観点でも、Microsoftが”ライブタイルの廃止”という方向にかじを切ったのはとても残念に思います。
ただし、ライブタイルの廃止はまだ製品版のWindowsに適用されていない変更点であり、利用者の声によっては廃止の撤回もありうるかもしれません。
Windows 10では、Microsoftが公式で”目安箱”となるアプリである
フィードバックHub
というアプリを公開しており、Microsoftアカウントがあればだれでも利用することができます。
ここで投稿した意見は公式も確認しており、今後のWindowsのアップデートに影響を与える場合もあるようです。
もしこの記事を読んている方で”ライブタイルの廃止は嫌だ”と感じている方がいらっしゃいましたら、是非フィードバックHubに意見を投稿してみてください。