PSR-12はPHPのコーディング規約のベースです。”PHPのコードを記述する時はとりあえずPSR-12に従い、加えてプロジェクト毎に状況に合わせて規約の拡張をする”という使い方が想定されています。PSR-12はPHP5.4時点で定められていたコーディング規約用標準勧告であるPSR-2に代わって定められたものです。現在のPHP最新バージョンは7.3であり更新が必要になりました。
PSR-12に乗り換えたいのですが、まだまだ対応したLint等が少ないのが現状です。対応しなければ即座にコードがバグるわけでもなし、そんなものです。そんな中あっという間に対応したPHP_CodeSnifferに続いて、php-cs-fixerとPhpStormがPSR-12に対応しそうです。
Release 3.5.0 · squizlabs/PHP_CodeSniffer
php-cs-fixerは自動修正機能付きのPHP用Lintです。PSR-2やSymfonyの定めるコーディング規約セットに準じた自動修正をPHPのソースコードに適用できます。現在ver3.0で開発中です。
PSR-12 Support · Issue #4502 · FriendsOfPHP/PHP-CS-Fixer
ある程度できておりcopmoser.jsonに
"friendsofphp/php-cs-fixer": "3.0.x-dev",
と記述してcomposer updateすればPSR-12版を試せます。
PhpStormはPHPを主に対象としたweb系言語のIDEです。こちらもコードのフォーマット機能があり、早期アクセスプログラム対象の2019.3verで既に実装されています。2019.1が5月、.2が8月なので順調にいけば来月辺りにリリースされ安定が担保されるでしょう。
PhpStorm 2019.3 EAP #5 | PhpStorm Blog