引き続き、数年前の Swift アプリのビルドエラー解消中に遭遇したエラーについてです。
「Could not build Objective-C module ‘GoogleMobileAds’」というエラーで、import GoogleMobileAds
で発生していました。
Pods ディレクトリ、Podfile.lock、xcworkspace ファイルを削除して、pod install
コマンドを実行して再インストールをする、という作業を試してみましたが、効果はありませんでした。
修正にあたり、参考にさせていただいた記事はこちら。
ios – Could not build Objective-C module ‘GoogleMobileAds’ – Stack Overflow
https://stackoverflow.com/questions/28730833/could-not-build-objective-c-module-googlemobileads
いくつか方法がありましたが、私の環境では GoogleMobileAds
ライブラリを手動でインストールする方法で解決できました。
手動でのインストール方法は公式ページで詳しく紹介されていましたので、下記をご参照ください。
Get Started | Mobile Ads SDK for iOS | Google Developers
https://developers.google.com/ad-manager/mobile-ads-sdk/ios/quick-start#manual_download
作業内容としては、SDK Framework
をダウンロードし、下記のファイルを、Xcode のプロジェクトにドラッグ&ドロップして追加します。
- GoogleAppMeasurement.xcframework
- GoogleAppMeasurementIdentitySupport.xcframework
- GoogleMobileAds.xcframework
- GoogleUtilities.xcframework
- nanopb.xcframework
- PromisesObjC.xcframework
- UserMessagingPlatform.xcframework
こちらが完了したら、Xcode の TARGETS > Build Settings から Other Linker Flags
を検索し、値の欄に -ObjC
を追加します。
作業は以上です。
上記を追加後に、プロジェクトを Clean してから再度ビルドしたところ、GoogleMobileAds
が正しく読み込まれるようになりました!
できれば、CocoaPods でライブラリをインストール・管理できるのが一番良かったのですが…まあ、できないならしょうがない!
以上、Swift アプリで「Could not build Objective-C module ‘GoogleMobileAds’」エラーが発生する時の対処方法についてでした。
ご参考になれば幸いです。