公式サイトに導入手順は載っていますが、自分の備忘録としてまとめ。
タイトルどおり React Native のアプリに Firebase の Crashlytics を導入する方法についてです。
公式サイトはこちらから。
Crashlytics | React Native Firebase
https://rnfirebase.io/crashlytics/usage
導入方法は、まず下記コマンドを実行してライブラリをインストールします。
npm install @react-native-firebase/crashlytics --save // iOS の場合は下記も実行 npx pod-install
なお Android の場合は追加の設定が必要です。
android/build.gradle
に google()
を追加します。
buildscript { ... repositories { ... google() } ... }
が、こちらの設定は私の環境では既に追加されていたので不要でした。
次に、同じく android/build.gradle
に下記を追加します。
buildscript { ... dependencies { ... classpath 'com.google.firebase:firebase-crashlytics-gradle:2.5.2' } ... }
最後に、android/app/build.gradle
に下記を追加します。
apply plugin: 'com.google.gms.google-services' apply plugin: 'com.google.firebase.crashlytics' <- この 1行を追加
なおこの時、必ず apply plugin: 'com.google.gms.google-services'
の後に記述するようにしてください。
上記を全て追加したら、下記の項目でアプリを実行してください。
npx react-native run-android
無事にアプリが起動したら、Crashlytics が追加完了です!
なお、こちらの手順は下記の公式ページから確認できます。
Crashlytics – Android Setup | React Native Firebase
https://rnfirebase.io/crashlytics/android-setup
なお、こちらのライブラリを使うと、アプリを故意にクラッシュさせることもできます。
私は Firebase のコンソールで確認するために実行しました。
まず、クラッシュさせたいページに下記を追加し、ライブラリをインポートします。
import crashlytics from '@react-native-firebase/crashlytics';
あとは、クラッシュさせたいタイミングで下記を実行すればOKです。
crashlytics().crash();
なお、アプリがデバックモードだと Crashlytics
はデフォルトで無効になっていますので、有効にしたい場合はプロジェクトのルートディレクトリに firebase.json
ファイルを作成し、下記のように記述してください。
{ "react-native": { "crashlytics_debug_enabled": true } }
こちらを追加することで、アプリがデバックモードの場合でも Crashlytics
を使用することができます。
以上、React Native のアプリに Firebase の Crashlytics を導入する方法についてでした。
Android はちょっとだけ設定する項目が多いですが、公式サイト通りに行えば問題なく実装出来ました。
ご参考になれば幸いです。