UbuntuでDockerを使用する際、デフォルトではroot権限がないとdockerコマンドやdocker-composeコマンドを使用することができなくなっています。
しかし、開発などでDockerを使用したい場合に、毎回root権限で使用するのは面倒ですし、誤って操作の際に致命的なミスをしてしまわないかも不安です。
ということで今回は、Ubuntu上のDockerを一般ユーザーで使用できるように設定してみたいと思います。
設定は非常に簡単で、下記のコマンドを入力するだけです。
# dockerを使用するユーザーをdockerグループに参加させます。
sudo gpasswd -a ユーザー名 docker
# dockerのソケットファイルの所有グループをdockerに変更します。
sudo chgrp docker /var/run/docker.sock
# dockerデーモンを再起動します。
sudo systemctl restart docker
この後、一度Ubuntuからログアウトし、再度ログインします。
これで設定の変更が反映され、Dockerを一般ユーザー権限で実行可能になります!
$ docker --version
Docker version 19.03.8, build afacb8b7f0
この後で、実際にコンテナのビルドなども行いましたが、一般ユーザー権限で問題なく動作しました。
rootユーザーで毎回コンテナ動かすのめんどくさいなーと思っている方は是非試してはいかがでしょうか。