Cordova アプリを開発中に、Android と iOS で処理を分けるなど、端末の情報を取得する必要があるときに便利なプラグイン「cordova-plugin-device」についてのご紹介です。
主に、プラグインによっては、Android でしか動作しないものがあったり、逆に iOS でのみ動作するものもあったりするのでそれの処理をかき分けたい時などに使っています。
GitHub のページはこちらから。
GitHub – apache/cordova-plugin-device: Apache Cordova Plugin device
https://github.com/apache/cordova-plugin-device
インストールは下記のコマンドで行います。
cordova plugin add cordova-plugin-device --save
準備は以上で完了です。
あとは、任意の場所でプラットフォームの種類などのデバイス情報を取得できます。
私が主に使うのは下記のコードです。
const device = window.device.platform; switch (device) { case 'Android': // 端末が Android だった時の処理 break; case 'iOS': // 端末が iOS だった時の処理 break; default: // その他の処理 }
上記では、アプリを実行している端末が Android なのか iOS なのか、それ以外のものなのかを判定して、それぞれの処理を実行できます。
他にも、UUID を取得したり、バージョン情報を取得したりすることもできます。
取得できる情報は下記のとおりです。
- device.model
- device.platform
- device.uuid
- device.version
- device.manufacturer
- device.isVirtual
- device.serial
また、端末の製造元や、現在の実行環境が実機なのかシュミレータなのかを判断することもできます。
使い方は下記のとおりです。
// 製造元を取得 const manufacturer = window.device.manufacturer; // シュミレータかどうかを取得 const isSimulator = window.device.isVirtual;
なお、シュミレータかどうかの判定については、OS X とブラウザの場合は常に false
を返すようです。
以上、アプリを実行している端末の情報を取得できるプラグイン「cordova-plugin-device」のご紹介でした。
プラットフォームの取得以外はまだ使ったことはありませんが、それだけでもかなり使えますので、是非ご活用ください。