プログラミングを行う時、何を関数やクラスにすると楽ができるか、のちに使いやすくなるか、という判断のために抽出による判断ができます。抽出という言葉は抽出とは – 難読語辞典 Weblio辞書では次の様に載っています
何らかの大きな問題を解く時、頻繁にある一部分のみが変わる同じような小さな問題を解くことになりやすいです。例えば問題が”Weblio辞書で数字の1から10までの意味を調べる”なら”Weblio辞書で数字の1の意味を調べる”,”Weblio辞書で数字の2の意味を調べる”,…です。これを更にブラウザ上の操作に分解すると”Weblio辞書を開く。”、”Weblio辞書で数字の1を検索バーに入力する。”、”検索ボタンを押す。”、”意味を読む。”になります。”Weblio辞書を開く”は最初の一度のみですが他を繰り返すだけで書き下されたコードは大変なことになります。
"Weblio辞書を開く。"
"Weblio辞書で数字の1を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の2を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の3を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の4を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の5を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の6を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の7を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の8を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の9を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
"Weblio辞書で数字の10を検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
読み難いです。分解した小さな問題の頻繁に変わる1~10の部分のみを抽出して、”Weblio辞書で数字の$nの意味を調べる”という関数に適宜挿入するコードは次の様になります。
function look_up_number_in_weblio($n){
"Weblio辞書で数字の$nを検索バーに入力する。"
"検索ボタンを押す。"
"意味を読む。"
}
"Weblio辞書を開く。"
look_up_number_in_weblio(1);
look_up_number_in_weblio(2);
look_up_number_in_weblio(3);
look_up_number_in_weblio(4);
look_up_number_in_weblio(5);
look_up_number_in_weblio(6);
look_up_number_in_weblio(7);
look_up_number_in_weblio(8);
look_up_number_in_weblio(9);
look_up_number_in_weblio(10);
さっくり全部読めるようになりました。