タイトル通り、JavaScript で指定した要素の親またはその祖先に、特定の要素が存在するか調べる方法についてです。
例えば、親要素なら .parentNode
で取得できますが、今回は親要素よりさらに上の要素を調べたいので、こちらは使いませんでした。
代わりに使ったのが .closest()
メソッドです。
参考にさせていただいた記事はこちらから。
Element.closest() – Web API | MDN
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Element/closest
サンプルコードは下記のとおりです。
まず、HTML がこちら。
<div id='grandparents'> <div id='parents'> <div id='child'> <div id='grandchild'> <p id='target'>この要素の祖先を調べる</p> </div> </div> </div> </div>
JavaScript がこちらです。
const target = document.getElementById('target'); if (target.closest('#parents')) { // id='parents' の要素が存在している時の処理 } else { // id='parents' の要素が存在していない時の処理 }
.getElementById()
で、ターゲットとなる要素を指定し、その要素の親または祖先の要素に、id が parents の要素が存在しているかどうかを調べています。
今回のサンプルコードでは、id='parents'
の要素は存在しているので、要素が存在している時の処理が実行されます。
なお、要素が存在していなかった場合は、.closest()
は null
を返します。
サンプルコードは以上です。
今まで使う機会がなかったのですが、親要素よりさらに上の要素を調べられるのは便利ですね!
今後似たような処理を書くときに役に立ちそうです。
以上、JavaScript で指定した要素の親またはその祖先に、特定の要素が存在するか調べる方法についてでした。
ご参考になれば幸いです。