概要
GMO 関連で技術者に技術を教えるお仕事をしている方の動画が興味深かったのでそれを PhpStorm で実践する方法を紹介します。
ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる！ドメイン駆動設計の基本 ｜ 成瀬 允宣 ｜ コンピュータ・IT ｜ Kindleストア ｜ Amazon
「君、プログラミング速いね」～チャンスをつかむ４つのステップ～
動画の冒頭にあっちこっちコピーしたり参考しに行くのは時間がかかるのでこれを短縮するという話があります。これについて PhpStorm の視点でいくつか実践方法を紹介します。
画面の遷移回数を少なくする
決まりきったよくある短い構文なら頭の中から出力できるようにすることでコーディングを加速できます。例えば
public static function
の様なある種別の関数であることを示す言語レベルでよく使う構文ぐらいなら、その場で手書きで入力します。これは PhpStorm ならライブ・テンプレートで素の手書きより速くやれます。例えば public static function が pubsf で入力できます。
ライブ・テンプレート – 公式ヘルプ ｜ PhpStorm
画面の移動速度を早くする
移動方法にジャンプを使うことで画面遷移を速くできます。PhpStorm ならば Ctrl + E の最近開いたファイル、 Ctrl + Shift + N のファイル全体、Ctrl + Shift + N で開くポップアップの中にあるシンボル検索と PhpStorm ならではの grep を組み合わせて飛ぶのが便利です。次の画像は Ctrl + Shift + N のファイル検索で、このような感じでプロジェクト全体の中からファイルを検索できます。
grep 用の入力はハッシュ探索を実現するつもりで行うといいです。具体的にはgrepで一発で目当ての場所に行く様な入力です。そのためにはあらかじめキーになる文字列を決めた命名を行うのが一つの手です○○××Controllerなど決まった単語の組み合わせを使うといいです。また、IDEの文字列検索方法を理解して自分の入力を合わせるする方法もあります。PhpStormならば大体、次の様に文字列が検索されます。 区切り毎の前方一致の組み合わせで検索->前方一致で検索->部分一致で検索->各検索結果をまとめて表示 。厳密には間違いっているでしょうが大体こんな感じです。これを元にすると、区切り毎の頭文字で検索するのが早いです。これを合わせると次の様に検索できます。
Report の r, Search の s, Service の ser までポチポチポチポチポチと打つだけで特定のファイルを発見できました。
これらの様に画面遷移の回数、速度を改善するとコーディングを加速できます。
追記；Ctrl + B の定義元へのジャンプ、使用箇所一覧の表示とジャンプも便利です。
