プログラムの開発のためにはプログラミング言語、フレームワーク、仮想マシン、コンテナ、などを動かす環境が必要です。多人数開発では、環境依存のバグを無暗に起こさないために皆の環境をそろえる必要があります。
そういった際、手順書を作るのも一つの手ですが無視してしまう人もいます。スクリプトにしてまとめてしまいましょう。
makeはMakefileというシェルスクリプト風ファイルに環境構築のために必要なコマンドをまとめておき、makeコマンドで実行するプログラムです。Linux系は素で入っていることもある(誰かが入れたのを引き継いだだけかも)のですが、Windowsはインストールする必要があります。
Make for Windows
Makefileは次の様にコマンド名:、タブインデント、実行する命令、と書きます。例は一見ymlに見えるぐらいのコマンドの羅列ですが、makeはいくらか複雑なこともできます。あんまり複雑になりすぎると高級言語で作った方がお得になるかもしれません。
install: docker-compose up -d --build app docker-compose exec app cp .env.example .env docker-compose up -d --build docker-compose exec app composer install yarn install yarn run dev docker-compose exec app php artisan key:generate php artisan storage:link create-db: docker-compose exec app php artisan dacapo:generate docker-compose exec app php artisan migrate:fresh --seed
make [コマンド名] で羅列したコマンドが走ります。install は特別な名前で [コマンド名] を省略すると、これが走り出します。