盗聴を確実に検知できる暗号:東芝がついに”量子暗号”を実用化

世の中では”可能な限り解読が困難”な暗号化方式が盛んに研究されています。

一方で”盗聴されたことが確実に検知できる暗号化方式というものも理論として以前から存在しており、実際に研究もされてきていました。

それが”量子暗号”と呼ばれるものです。

第71回 秘密の鍵は光に乗せて −量子暗号の仕組み− – TDK TeckMag

説明を読む限り、正確には暗号化通信そのものではなく、安全な鍵交換の仕組みと考えた方が近そうです。

鍵のやり取りにのみ専用の回線が必要とはなってしまいますが、 この量子暗号の仕組みを使用することで、受信者に対して送信された復号鍵がもし途中で盗聴されてしまっていたとしても、盗聴された時点でデータが変わってしまい、受信者側で盗聴されたことがわかります。

鍵が盗聴されていることがわかれば再度鍵を作り直して鍵のやり取りを行えばよいので、確実に盗聴されていない鍵をつかって通信を行うことができるようになります。

ただ、理論としては以前から存在していましたが、実用化はまだされていませんでした。

ところが先日、日本のメーカーである東芝が、ついにまもなく実用化しそうだという ニュースが公開されました。

“絶対に解読されない技術”「量子暗号通信」 東芝が実用化へ – NHK News Web

技術だけでなく、ビジネスモデルも機器の完全販売ではなくてサブスクリプション制となるようで、この点もとても興味深いですね。

量子コンピュータの実用化が近付いている中、耐量子計算機暗号という”量子コンピュータでも解けない暗号を作る”というだけでなく、”そもそも盗聴させない”という2つのベクトルから通信の安全性を担保しようとする動きに、とても頼もしさを覚えます。

量子コンピュータが実用的な計算にも利用できるレベルになったころには、むしろ現代よりもより安全な情報通信ができるようになっているかもしれませんね。

今後の動きに注目したいと思います。

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