文字列中の一部を任意の値に変更して出力することはよくある作業です。例えば次です。
name = "Mickel" msg = "Hello, " + name + "." console.log(msg ) // Hello, Mickel.
+演算子を使用した文字列結合です。望む結果は出ているのですが、文字列リテラルのための「”」と文字列結合のための「+」の繰り返しが冗長です。上記の記述は次のように変換できます。
name = "Mickel" msg = `Hello, ${name}.` // `と${}を使う console.log(msg ) // Hello, Mickel.
このように文字列中に変数を展開することによって記述量を減らすことができます。PHPやPythonでは次のように行います。
$name = "Bob"; $msg = "Hello, ${name}."; // "と${}を使う
name = "Charlie" msg = f'Hello, {name}.' # f''と{}
大体、特定の文字列リテラルと{}を使用しています。例以外の言語でも同様のパターンは多い印象です(rubyも”#{変数名}”)。例の中でもPythonは覚えておくと他人と違いが出やすいです。PythonにはC言語を思い出させるような次の書き方があり、このやり方で書くのはかなり大変です。
name = "Charlie" msg = 'Hello, %s' % (name)