前回は、redisのインストール・起動方法についてご紹介しました。
今回は、redisを実際に操作して、値を保存する方法をご紹介したいと思います。
値の保存・呼び出し
redisはKVS(Key-Value Store)型のDBなので、データ構造としては、あるキーに対してある値が紐づく、といった概念になります。
redisで値の保存(RDBでいうinsertに相当)を行うには、先日説明したredis-cliを起動し、下記のようにコマンドを入力します。
set キー名 値
こうすると、キー名で指定された名前のキーが作成され、値で指定された値がキーと紐づけられ、redisに保存されます。
キーに保存した値を確認(RDBでいうsekectに相当)するときは
get キー名
とするだけで取得できます。
データ構造の概念が簡単だけあって、コマンドも超簡単で扱いやすいですね。
キー一覧を表示する
先程までの手順で、キーを作成して中に値を登録し、キー内に登録した値を表示するところまではできました。
ではキー名を忘れてしまった場合などに、現時点で作成済みのキーの一覧を見たい、という場合もあるかと思います。
そういう場合は下記のコマンドを実行すると作成したキーの一覧が表示されます。
keys *
ほかにも、変数の型を変更することで一つのkeyに複数の値を挿入したり、値の保存期間を指定したり、といった機能があるそうです。
SQLと比較すると、やはり簡素すぎて代替えにはならないなーという印象ですが、その分非常に扱いやすいうえ動作も軽く、速いので、一時的に値をストックしておく使い方であれば十二分に便利に使えそうです。
導入も簡単ですし、手軽に触れますので、まだredisを触ってないけど興味が出てきたかも…という方はぜひ触ってみてください。
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