Cordova アプリで「tcp://」から始まる URL にアクセスするために追加したプラグイン「cordova-plugin-socket-tcp」のご紹介です。
最初、勘違いをしていて React での実装方法について調べていたのですが、後輩君にアドバイスをもらったところ、Cordova で調べた方がいいとのご意見を貰いました。
で、「cordova tcp client」のキーワードで調べたところ、1発でこちらのプラグインにヒットしました。
GitHub のページはこちらから。
GitHub – kitolog/sockets-for-cordova: Cordova plugin for socket network communication
https://github.com/kitolog/sockets-for-cordova
インストールには下記のコマンドを実行してください。
cordova plugin add https://github.com/kitolog/sockets-for-cordova.git
インストールが完了したら、ドキュメントを参考にサーバーに接続し、データ通信等を行います。
サンプルコードは下記のとおりです。
var socket = new window.Socket(); socket.open( "[接続先]", [ポート番号], function() { console.log('success'); }, function(errorMessage) { console.log('error'); console.log(errorMessage); });
1行目で socket を定義して、2行目以降でサーバーとの接続を行っています。
このコードでは接続しか行っておりませんが、成功すると 5行目からの関数が呼び出され、失敗した場合は 8行目からの関数が呼び出されます。
また、失敗時は引数としてエラーメッセージが渡されるので、デバック時にはこちらの内容を確認してください。
メソッドは、上記で紹介した .open()
以外にも、データを送るための .write()
や、データ送信完了を通知し、送信処理を終了する .shutdownWrite()
、接続を解除する .close()
があります。
以上、サーバーと通信するためのプラグイン「cordova-plugin-socket-tcp」のご紹介でした。
ご参考になれば幸いです。