Microsoftが開発したターミナルアプリ “Windows Terminal” を試してみた!

GitやWSL、SSHなど、最近は開発や保守などで、GUIメインなWindows上でもCUIを使用する機会が増えてきました。

しかし、LinuxやMacOSなどでは現在に至るまで伝統的にCUIが使われてきたためか、標準の仮想コンソールアプリケーションでもそこそこの機能を持つものが多いのですが、Windowsに標準で装備されている仮想コンソールアプリ(cmdなど)は必要最低限という印象で、しかもSSHなどで繋げた際にUnix系のOSとの互換性が微妙だったりという欠点が目立っていました。

そんな中、Microsoftが公式にWindows Terminal のプレビュー版をリリースしました。

Windows Terminal(Preview) – Microsoft Store

このアプリはWindows 10 1903以降でのみ利用可能となっていますが、従来のWindows標準ターミナルアプリの欠点をほぼすべて補うような内容になっています。

例えば、ほかのUnix系アプリでは標準で備えているタブ機能のほか、 SSHの標準サポート、さらに新規タブを開く際に使用するシェルを選択できたり、デザインのカスタマイズを行ったりといったことも可能になっています。

従来では、Windowsのコマンド操作はcmd/Powershellアプリを使い、WSLはコマンドで起動、SSHはTeratermで…といった形でかなり使い勝手が悪かったのですが、Windows Termialを使えばすべて1つのアプリで完結できるようになるのでとても便利そうです。

現状、ターミナルの動作設定はjsonファイル直接編集する形でのみ提供されているため少々扱いづらいです。ただ、多彩な設定が可能なので、GUIの設定画面が装備されたら最強のターミナルアプリになるかも…?

正直、Windowsのコンソールアプリは一つの悩みの種にもなっていたため、新しいターミナルをMicrosoft公式でリリースされるのはとてもありがたいです。

今後の動きが楽しみですね。

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