Mozillaが新しいファイル共有サービスを開始しました。
Mozilla、プライベートなファイルを手軽にやり取りできる“Firefox Send”をリリース – 窓の杜
上記記事によると、もともと”Firefox Test Pilot”というサービスで公開されていた機能だったとのことですが、”Firefox Test Pilot”が閉鎖されるにあたって正式版として独立したサービスとなったようです。
このFirefox Sendですが、他のファイル転送サービスと違う点として
・リンクが指定回数開かれたら、あるいは指定された期間が過ぎたらファイルは必ず削除される
・保管されている間はファイルは暗号化される
という特徴があり、Mozillaらしい設計になっています。
ファイルは未登録状態で1GB、登録済みかつログインしていれば2.5GBまで同時にアップロード可能なようです。
実際に使ってみました。
Firefox Sendにアクセスすると、このような画面が表示されます。
枠内へドラックアンドドロップか”アップロードするファイルを選択”ボタンからアップロードしたいファイルを選択
すると有効期間を聞かれるので、用途に合わせて選択します。
有効期間は、何回アクセス可能か、と
どれぐらいの期間アクセス可能か
の二系統で指定できます。
ただし、いずれも”無限”の指定はできないので注意してください。
確実に特定の人にだけしか見せたくない場合はパスワードをかけることもできるようになっています。
これらの設定を行ってファイルをアップロードするとURLが発行されます。
このURLを、ファイルを渡したい相手に送ります。
ファイルを受け取る側がURLにアクセスすると(パスワード設定時は)パスワード入力画面が表示され…
パスワードがあっていればファイルダウンロード画面へ。
複数ファイルある場合は一括ダウンロードする形になります。
ダウンロードが完了するとこの画面に。
この時点でダウンロード回数に到達すると
配布側の画面の共有中のファイルの一覧から削除されます。
配布用のURLのリンク切れとなり、完全にアクセスできなくなったことがわかります。
一度ファイルのやり取りに失敗してしまうと、ダウンロード側がアップロードした側へ再アップロードを依頼する必要があるのがちょっとめんどくさいですが、意図せずインターネット上にデータが残り続けてしまう可能性がないため、大事なデータをやり取りするのに向いているかもしれません。
ただ、写真データなどを渡そうとすると2.5GBはちょっと物足りない気がするので、今後もう少し増えていってほしいなと思いました。