社内には一台テストサーバーが置かれてます。こちらのテストサーバーのストレージはRAID構成になっていないため、代わりに故障の兆しを見逃さないためにHDDのSMART情報に何か異変があったらメールが飛ぶようにしてみました。
なお、メールを送信するにはあらかじめメールサーバーのセットアップが必要です。
今回はUbuntuをベースに紹介します。
まず、smartdをインストールします。
sudo apt install smartmontools
sudo systemctl enable smartd
smartdの設定をしていきます。
/etc/smartd.conf
をテキストエディタで開き、下記のように変更します。
#-の行を削除し、+の行を追加
- DEVICESCAN -d removable -n standby -m root -M exec /usr/share/smartmontools/smartd-runner
+ #DEVICESCAN -d removable -n standby -m root -M exec /usr/share/smartmontools/smartd-runner
+ DEVICESCAN -a -M test -m 通知送付先メールアドレス -s スケジュール
“-M test” と入れておくとsmartd起動時にテストメールを送信してくれます。
スケジュールの指定については参考サイトを参照してください。
完了したらsmartdを起動(再起動)します。
sudo systemctl restart smartd
この時点でメールが送信されてこれば、セットアップは完了です。
参考サイト:
S.M.A.R.Tの値をsmartd で監視してメールを送る – それマグで!