CRUDはデータを扱う各機能であるCreate(生成)、Read(読み取り)、Update(更新)、Delete(削除)の頭文字をとってまとめた略語です。ざっくばらんに言えばCRUDはデータを操作のに最低限必要な機能のまとめです。4つだけの当たり前の機能をまとめているのは、4つまとめて使うことが多く、どれかの機能が欠けているだけでデータを操作する機能とは呼べないものになってしまうからです。例えば、使用可能な機能を、一般ユーザにはRead機能のみ、管理者ユーザにはCRUD機能全て、と割り当てるのは管理者のみがデータを操作できる機能割り当てと呼ばます。
コーディングには機能の分割を行うべきという原則があります。機能を関数に分けたり、クラスに分けたりして理解しやすく、間違えにくくするわけです。この分割の定番として、データを表現するモデルとデータを扱うコントローラ、を分割する手法があります。この手法によってコントローラを分割した際、コントローラの中の機能を更に分割していきます。このコントローラの機能の分割の基準としてCRUDを用います。機能をCRUDとしてテンプレートの様に扱うことによって、先述した”データを操作する機能とは呼べない不完全な機能”を作ってしまうことがとても減ります。
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Next2018年11月5日
YAGNIの原則