日本時間2018/9/18に最新版のownCloudデスクトップクライアントVer.2.5.0がリリースされました。
このアップデートを自分の環境で適用したところ、ファイル同期が一時停止され、次のような警告が表示されました。
The ServerVersion 8.1.0.8- is unsupported! Proceed at your own risk.
詳しく調べたところ、どうやらownCloudクライアント2.5.0から、リリース時点でサポート終了となっていたownCloudサーバーバージョン9以下について、接続やファイルの送受信の正常性を一切保証しない”サポート対象外”となったようです。
Desktop Client reports “Server Version 9.1.4.2 is unsupported!” – ownCloud
なお、各サーバーバージョンのサポート期限についてはこちらから確認できます。
Maintenance and Release Schedule
一番いい解決方法は、ownCloudサーバーを Ver.10以上(可能であれば最新版)へアップグレードすることですが、すぐには難しい、ということであれば
https://github.com/owncloud/client/releases
から旧バージョンのデスクトップクライアントが入手できるので、Ver.2.4.1以下のクライアントを入手し、再インストールすることで暫定的に解決することはできます。
なお、一度アップグレードした後でダウングレードすると、設定情報がすべて初期化されてしまうことがあるようですので注意が必要です。
ownCloudは新しいバージョンになればなるほど改良されているので、ownCloudサーバーを触れる権限をお持ちの方はこの機会にアップグレードしてしまうのも手かもしれません。
なお、ownCloudからフォークしたプロジェクトに
NextCloud
というものもあります。
こちらもownCloudと同様の機能を供えつつもNextcloudにしか実装されていない新機能が入っていたりもするので、こちらに移行するのもありかもしれませんね。