今までOSのアップデートを適用する際、とくにカーネルのアップデートなどは必ず再起動が必要となっていました。
しかし、Linuxカーネル4.0からライブパッチ機能が正式に実装され、再起動を行うことなく更新が取り込めるようになりました。
Linux 4.0リリース候補版にライブパッチ機能が導入 – ZDNet Japan
しかし、この機能は飽くまで”カーネルに機能として存在している”形で、ユーザーが簡単に利用できるようになるかどうかはディストリビュージョン次第、となっています。
そんな中、UbuntuのCanonicalがUbuntu向けに”Canonical LivePatch”の提供を開始しました。
この機能はUbuntu16.04から利用可能となり、18.04からGUIインターフェースが用意され、インストール時やインストール後に、ユーザーが簡単に設定できるようになりました。(※Ubuntu Oneへの登録が必要。無料ユーザーは3マシンまで)
有効化方法などは下記のサイトを見ていただければ分かりやすいかと思います。
【Ubuntu18.04】新機能 LivePatchについて – ガジェット好きの日記
自分も自宅で仮想でサーバーマシンを動かしており、そのホストOSとしてUbuntuを利用しています。
ホストOSを再起動するためには、複数台動作している仮想OSをすべて停止しないといけないためかなり大変でした。
今回のLivePatchサービスのリリースで、再起動することなくセキュリティパッチの修正を受けられるのは非常にありがたいです。
ちなみに、適用するとSSHなどでログインした際に
このように表示され、正常に動作していることが確認できます。