u-centerはGNSS受信機のメーカであるu-bloxが公開しているフリーソフトです。このソフトはGUIが便利で多機能です。受信機の位置、受け取った衛星の状態をはじめとして様々な情報を確認できます。機能の一つであるパケットコンソール、メッセージビューからはGNSS受信機がどの様な情報を出力しているかを見ることが出来ます。
パケットコンソールは信号のプロトコルとその信号についての簡単なメッセージを見せてくれます。View->Packet Consoleから呼び出します。
下図の例では、信号をファイルから読み込んで再生しています。NMEA規格とUBX規格のデータを出力しているとわかります。
メッセージビューは直近の信号(メッセージ)に含まれる情報の意味を分かりやすく見せてくれます。View->Messages Viewから呼び出します。
下図はGNRMCの表です。G*RMCの*は衛星の種類を示します。PならGPS、LならGLONASS、NならGNSSまとめて、といった具合です。RMCは時刻(UTC,Date)と位置情報(Lat:緯度,Lon:経度)と簡単な速度(SOG:対地速度)を表しています。
この二つの画面でどのような信号が流れているのか大体わかります。