画像処理の初歩

 コンピュータの世界において画像中の色はよくRGBAという数値で表されます。それぞれRed、Green、Blue、Alphaの略でまとまったものを画素と呼ばれます。RGBは色の強さをAlphaは大体の場合で透明度を表します。4項目は8bitで表せる0~255の範囲の整数で表されます。
 この色を表した値の変化によってさまざまな発展した情報を画像から得ることができます。例えば、境界です。色の急激な変化は何かと何かの境を表します。ある範囲のRGBAの微分をとることでその範囲の色の変化の大きさを得ることができ、境界を判断できますまた、近隣の画素の値と近づけることで画像をぼかしたり、ノイズを除去したりできます。近づけるためには中央値だったり、平均値だったりが使えます。逆に近隣の色の値と遠ざけることで各画素を強調することができます。例えば次の式
 加工後の画素=(9*加工前の画素-sum(周囲8マスの各画素))
です。RGBを常に同じ値にした場合にはモノトーンの画像にできます。
 色を値にすることは二次元信号として像をとらえられるということです。このためフーリエ変換を始めとした各種信号処理、ディープラーニングの様な機械学習、ベクトルや差分による圧縮などなどの像のための様々な技術がコンピュータ上で使われています。

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