iOSの端末で縦に長い画面をスクロールさせた時に、慣性スクロールが効かず、途中でつっかえるような、ぎこちない動きになってしまったときの対処法です。
と言っても対処法というほど難しいことはなく、そのスクロールする要素に対して -webkit-overflow-scrolling プロパティを適用するだけです。
具体的には下記のとおりです。
<div class="scroll">
    <p>スクロールさせたい要素です</p>
    // 以下、要素の中身を記述
</div>
.scroll {
    height: 300px;
    overflow: scroll;
    -webkit-overflow-scrolling : touch;
}
重要なのは、4行目の -webkit-overflow-scrolling : touch; です。
これを指定することで、慣性スクロールが有効になります。
この -webkit-overflow-scrolling プロパティは、値に auto もしくは touch を指定します。
なお、デフォルト値は auto で、この場合は慣性スクロールが適用されません。
ということで、iOS で慣性スクロールを適用する方法でした。
この指定があるのとないのでは、実際に使っているときの感覚に大分違いがあるので、スマートフォンでの閲覧が考えられる場合は、記述しておいた方が無難だと思います。
スマートフォンでのスクロールがカクつくと、ここまでなのか!と意外なくらい、ストレスを感じました。
 
					         
               
                       
												 
                