ブルースクリーンといえば、Windowsを使ったことがある方は知っているかと思います。
あのショッキングな青いエラー画面のことです。
この画面ですが、実はWindowsのバージョンが新しくなるごとに変わっていることはご存知でしょうか。
今回はそんなブルースクリーンの変遷を紹介していきたいと思います。
※引用元:https://hdd-check.com/post-945.html
まずはWindows 9x系(95 98 ME)のブルースクリーン。
この世代のWindowsはブルースクリーンが発生しやすい仕組みだったとのことで、見かけている方も多いはず。
9x系のブルースクリーンでは、実はブルースクリーンから元のOSの画面にもどることができたんですね。(昔そういえばしょっちゅうブルースクリーンから復旧させて使っていたのを思い出しました。)
ただ、復帰後もうまく動作せず、結局は再起動が必要になってしまうことも結構ありました。
ちなみに、日本語対応は地味にちゃんとされていました。
一方こちらはWindows2000以降のNT系Windowsのブルースクリーン。
NT系ではちょっとやそっとのエラーではブルースクリーンが出なくなったので、9x系から乗り換えた方はその安定性の違いに驚いたはずです。
その分、ブルースクリーンが出た際のエラーの深刻度は比較的大きく、OSの動作の継続が困難なため必ず再起動が必要になりました。
基本的に原因はOSの破損、デバイスドライバの不具合、ハードウェア障害・故障が原因でエラーが発生した場合に表示されます。
なお、こちらは日本語版Windowsであっても英語表記のみです。
※引用元:https://news.mynavi.jp/article/win81tips-129/
Windows 8からは再び日本語版ブルースクリーンが復活しました。
背景の青色も中間色になり、ユーザーフレンドリー感が増した気がします。
なおこちらも2000以降と同様に再起動が必要になりますが、デフォルトの設定であれば自動的に再起動してくれるはずです。
・Windows 10
※引用元:http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1612/06/news007.html
そしてこちらがWindows 10のブルースクリーン。
日本語化に加えて、QRコードが追加され、より簡単にマニュアルを参照できるようになりました。
再起動が必要なことには変わりはありませんが、かなりわかりやすくなりました。
Windowsの各バージョンのブルースクリーンを見ていくと、どんどん改良されているのがわかりますね。
昔は原因がよくわからなかったり、英語表記だけだったりと、初めて見たときはパニックになるような画面でしたが、最近はいろいろと工夫されていてかなり落ち着て対処できるような内容になってきました。
最近のWindowsであれば、ドライバやOSなど、エラーが発生する原因が限定されてくるので、自力でブルースクリーンに対応できる場合は増えた気がします。
また、最悪ハードウェアの故障だった場合、モバイルノートなどは修理に出すしかないですが、デスクトップや一部のノートPCでは自分で交換できる部品があったり(例えばメモリやHDD)しますので、それで対処もできます。
落ち着いて対処していくことがトラブル解決の近道になりますし、ブルースクリーン自体に原因が表示されることもあるので、ブルースクリーンが出てしまっても慌てず、うまく使いこなせるようになれば、PCのトラブルも怖くなくなるかもしれませんね。
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参考サイト:
https://news.mynavi.jp/article/win81tips-129/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3
https://hdd-check.com/post-945.html
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1612/06/news007.html
http://degiteku.blog.fc2.com/blog-entry-517.html