PhpStorm 2023,1がリリースされました。詳しい更新点は次ページに載っています。
この記事では新機能からIDE上からインストール不要で任意のバージョンのPHPを動かせる機能である”3v4l.org での PHP スクラッチファイルの実行”をピックアップして紹介します。
リンク先の記事から引用が次です。
PhpStorm 2023.1 は 3v4l.org とネイティブに統合しているため、ローカルマシンに何もインストールせずに希望の PHP バージョンで PHP スクラッチファイルを実行することができます。
Ctrl+Alt+Shift+Insertを押して、新しい PHP スクラッチファイルを作成します。
ドロップダウンから希望する PHP バージョンを選択して、Run（実行）ボタンを押します。 すると、エディターの横にスクリプトの出力が表示されます。
元々 PHP を任意のバージョンで実行できる 3v4l というPHP実行サービスがあるところ、これを PHPStorm の中あから呼べるようにしたといった機能です。注意点としてこの機能に流したコードはインターネット上に公開されるということです。まかり間違っても業務特有のコードや認証用のキーなどが埋め込まれたコードを対象に使ってはいけません。
実際に動かしたデモ動画が次です。Ctrl+Alt+Shift+Insertを押してどの言語のスクラッチファイルを作るから選ぶポップアップを開き、そのポップアップからPHPを選び、3v4lに上げて実行してもらうデモです。
この新機能は、複数の PHP バージョンで同時にコードをテストするのに大変便利です。特に、PHP の新しいバージョンへの移行を検討している場合や、さまざまな PHP バージョンで動作するライブラリやプラグインを開発している場合に、役立ちます。コードの互換性を素早く確認できるため、開発サイクルがより短縮されるでしょう。また、3v4l.org での PHP スクラッチファイルの実行機能を使用することで、ローカルマシンのリソースを節約できます。異なる PHP バージョンをローカルにインストールすることなく、オンラインでコードをテストできるため、ディスク容量や CPU リソースの節約につながります。
