動画ファイルの再生機能を React Native アプリに実装した際、再生する動画をフルスクリーンで表示したかったのでその実装方法についてまとめ。
ライブラリのオプションで fullscreen
とありましたが、こちらは私のプロジェクトでは正しく動作しないようだったので、別の方法で実現する方法です。
ライブラリの GitHub ページはこちら。
GitHub – react-native-video/react-native-video: A <video /> component for react-native
https://github.com/react-native-video/react-native-video
なお、まだ iOS でしか検証していません。
おそらく問題ないとは思いますが、Android は未検証なので、もしレイアウトが崩れた場合は適宜調整してください。
サンプルコードは下記の通りです。
import { StyleSheet, Dimensions } from 'react-native'; import { getInset } from 'react-native-safe-area-view'; import VideoPlayer from 'react-native-video-player'; const topPadding = getInset('top', false); const bottomPadding = getInset('bottom', false); const windowHeight = Dimensions.get('window').height; const styles = StyleSheet.create({ video: { width: '100%', height: windowHeight - topPadding - bottomPadding, }, });
<VideoPlayer video={videoSource} resizeMode='contain' thumbnail={{ uri: this.state.thumbnail }} style={styles.video} />
設定は至って単純で <VideoPlayer />
に style
で幅と高さを指定しているだけです。
なおこの時、横幅は端末の横幅 100%
で問題ありませんが、高さも 100%
にしてしまうと、iPhoneX 以降の上下のノッチ部分に干渉してしまうので、その分の高さを引くようにしています。
なお、端末画面の高さは、サンプルコード 7行目でも記載している通り、Dimensions.get('window').height
で取得できます。
またノッチの高さについては上記のサンプルコードの 5、6行目のように react-native-safe-area-view
の getInset
を使えば取得できます。
実装する内容は以上です!
まだ微調整は少し必要ですが、機能的にはこれで問題ないと思います!
今後、Android の見た目も見つつ、細部を調整していく予定です。
以上、React Native の react-native-video ライブラリで、動画をフルスクリーン表示する方法についてでした。
ご参考になれば幸いです。