.envは環境変数を定義するファイルとしてよく使われているファイル名です。この記事はいくつかの言語、フレームワークにおける.envの読み方の紹介をします。
今どきの環境は.envがあることを前提として作られている機能があります。例えば、PHPのフレームワークであるLaravelやJavaScript実行環境であるNode.jsです。
// Laravel $version = env('VERSION');
// Node.js const version = process.env.VERSION;
dockerに至っては暗黙の裡に取り込んでしまいます
# laradockから引用
# .env
PHP_VERSION=7.2
# docker-compose.yml
### PHP Worker ############################################
php-worker:
build:
context: ./php-worker
args:
- PHP_VERSION=${PHP_VERSION}
AltJSをコンパイルする環境ならば特定の接頭辞の環境変数を定数をあてはめる形で実装されていることが多いです。
// Vue用開発ツールVue CLIならばVUE_APP_ほげほげ const version = process.env.VUE_APP_VERSION // Laravel用webpack拡張のLaravel MixならばMIX_ほげほげ const version = process.env.MIX_VERSION;
Pythonの様にdotenvというパッケージがある場合もあります(Rubyもそうらしい)。
dotenv_path = join(dirname(__file__), '.env') # .envへのパスを定義 load_dotenv(dotenv_path) # 環境変数に.env中の値を追加 version = environ.get("VERSION") # 環境変数から値を取得
ちょっと手間ですがbashの中で読むこともできます。
script_dir=$(cd "$(dirname "${BASH_SOURCE:-$0}")" || exit; pwd)
cd "${script_dir}" || exit
eval "$(cat .env <(echo) <(declare -x))"