MySQL互換のDBサーバーであるMariaDBは、 CentOS 7 リポジトリでも入手することができますが、リポジトリで利用できる最新パッケージがバージョン5.5となっていて、現時点で最新版の10.x系は入手することができません。
しかし、MariaDBの開発を主導するMariaDB Foundation が公式のリポジトリを公開しており、このリポジトリを使用すればCentOS 7 でもyumで最新版のmariaDBをインストールすることができます。
今回は、最新のMaridDBのインストール方法をご紹介します。
まず、MariaDB Foundationのダウンロードページへ移動します。
画像のように使用中のOS(CentOS 7)とそのバージョン(intel/AMDのCPUであればx86_64でokです。)を選択し、入手したいMariaDBのバージョンを指定します。(おすすめは[Stable]となっているバージョンです。)
すると下部にリポジトリの情報とインストールコマンドが表示されますので、CentOSに入れ込んでいきます。
まず、MariaDB 10.4のリポジトリをCent OSに登録します。
“/etc/yum.repos.d/” に、”MariaDB.repo” という名前で次の内容のファイルを作成します。
# MariaDB 10.4 CentOS repository list - created 2019-09-24 05:39 UTC
# http://downloads.mariadb.org/mariadb/repositories/
[mariadb]
name = MariaDB
baseurl = http://yum.mariadb.org/10.4/centos7-amd64
gpgkey=https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB
gpgcheck=1
ここまで出来たら、次のコマンドでMariaDBをインストールします。
sudo yum install --enablerepo=MariaDB,epel MariaDB-server MariaDB-client
インストールが完了したら、次のコマンドでバージョンを確認します。
mariadb --version
ちゃんと10系のMariaDBがインストールできました。