redisを触ってみる 初期設定編

  • 2019年9月18日
  • 2019年9月20日
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以前にも記事で取り上げたredisですが、いろいろきっかけがありまして実際に触ってみることにしました。

redisはNoSQLなデータベースサーバーなので、redisのサーバープロセスを立ち上げる必要があります。

ということで、まずはOSにredisをインストールします。

RedHat系(CentOSなど) の場合は

sudo yum install redis #インストール
sudo systemctl start redis #起動
sudo systemctl enable redis #自動起動に登録

debian系(Ubuntuなど)の場合は

sudo apt update #パッケージリスト更新
sudo apt install redis #インストール
sudo systemctl start redis-server #起動
sudo systemctl enable redis-server #自動起動に登録

mac OSでbrewコマンドが利用できる場合は

brew install redis #インストール
redis-server #フォアグラウンドで起動

とします。

インストールが完了すると、redisサーバー本体のredis-serverとredisを操作するクライアントであるredis-cliが利用できるようになります。

同じPC内でredisのサーバーとクライアント両方を動かす場合は、redis-serverが起動しているのを確認したうえで

redis-cil

とするだけでredis操作用のプロンプトに入ることができます。

ところで、redis-cliからリモートのredis-serverに接続しようとすると

こんな感じで、はじかれてしまいます。

redisはデフォルトでlocalhostからの接続のみ受け付けているため、外部からの接続を受け付けるようにするにはLANからの接続を受け付けるように設定する必要があります。

Ubuntuの場合は

/etc/redis/redis.conf

に設定があるので、vimなどでこのファイルを編集します。

編集するのは、上の画像にあるように “bind”と書かれている行です。

デフォルトでは 127.0.0.1 つまり、localhost(サーバー自身)からの接続のみしか受け付けない設定になっています。

外部からアクセスできるようにするには、redisが稼働するサーバーマシンのLANポート(NIC)に割り振られているIPアドレスを指定します。

例えば、 サーバーマシンに192.168.11.100というIPアドレスが降られている場合は

bind 127.0.0.1 192.168.11.100 #2019/9/19 訂正 127.0.0.1をとってしまうとlocalhostからの接続ができなくなります。

とすればこのIPアドレスが振られたNIC経由でのredisへの接続を受け付けるようになります。

もし複数のNICが搭載され、複数のIPが振られている状態で両方のネットワークから接続を受け付けたい場合は

bind 192.168.11.100 192.168.1.100

のようにスペース区切りにすると複数指定できます。

また、すべてのNIC経由での接続を受け付けたい場合は

bind 0.0.0.0

とします。

設定が終わったら、Linux系の場合は

sudo systemctl restart redis-server (あるいはredis)

とします。

mac OSなどでフォアグラウンドで起動している場合はいったんredisを停止させてから起動しなおします。

この状態で再度 redis-cli コマンドでリモートにつなげると

こんな感じでリモートからでも接続できるようになります。

・次の記事
redisを触ってみる 基本操作編

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