Laravelは週単位でとても細かくリリースされていますが、それとは別に5.7, 5.8, 6.0などと中くらいの単位、大きな単位でも更新されています。そういった大きな更新の際には、それまでにあった小さな多数の更新の内の注目すべき変更点をリファレンスに載せます。LaravelはリファレンスもGitHubで管理されており、これを扱うことでバージョンごとの違いを容易に比べることができます。
laravel/docs
特に有効なのはバージョンを示すブランチ間の比較でしょう。例えば、最新の5.8と9/2にリリースの決まった6.0のブランチの差分が次のリンクから読めます。プルダウンで任意のブランチを選ぶこともできます。
Comparing 5.8…6.0 · laravel/docs
これのFiles Changedから見ていって、例えば次のようにあります。
6.0ではLaravelデフォルトの認証機能プロトタイプをプロジェクト内に設置するコマンドはphp artisan make:authからphp artisan ui vue –authに代わり、composerパッケージのlaravel/uiを入れておく必要もあるとわかります。同様に順々にファイル差分を読んでいくことで大きな変更点を見つけられます。
ちなみにlaravel/uiはVue.jsで作るLaravelデフォルトの画面を扱うためのリポジトリの様です。
laravel/ui