先日、ネット上に次のようなニュースが上がりました。
AdobeがCreative Cloud内のPhotoshop・Premiere等の一部旧バージョンを認定除外、「第三者からの権利侵害を主張される可能性」- Gigazine
古いCreative Cloudは著作権的に問題? Adobeが警告 – GIZMODO
今までは、Adobe CCを契約をしているユーザーは、CCスイートの古いバージョンのソフトウェアをダウンロードしてインストールすることが可能だったようなのですが、今回の規約変更により、古いバージョンのうち、一部のAdobe製製品のインストーラーのダウンロードができなくなり、Adobeの認定からも除外として(つまり不正なソフトウェアとして)扱う形に突然変更され、CCユーザー間で困惑の声が広がっているようです。
理由は公式には出されていませんが、一部Adobeに問い合わせたユーザーによると現在行われている訴訟に関連する部分に何かしらの理由があることがわかっており、上記記事などによると、恐らくDolbyがAdobeに対して起こした訴訟が原因となっているのではないかとされています。
もっとも、AdobeCCは月額料金を払い続ける限り、(各プランにライセンスされたアプリケーションであれば)常に最新バージョンのアプリを無料で利用できる契約なので、一般のユーザーにはあまり影響はないのではないかと思いますが、印刷業界をはじめとした特定のバージョンのアプリケーションを使わざるを得ない状況になっている利用者にとっては困った問題になりそうです。