浜松市勤労会館でデジタルツイン戦略の勉強会に参加してきました。
デジタルツインとは、ドイツの電子機器会社シーメンス社によって開発されたデザイン・設計・製造・サービス各プロセスの情報を収集
し、集めたデータで作った仮想のオブジェクトとしてシミュレーションをすることで品質の向上と工程の効率化を計るシステムのことです。
本場ドイツでは、各従業員から製造を担当するロボットまで情報を共有させて国内生産量を右肩上がりに実績を挙げており、日本でも
日産がシーメンスのソフトウェアを導入し既に施行しています。
ですが全ての企業に対して適応可能というわけではなく、例えば今回の場合中小企業や零細企業はどうやってこのノウハウを取り込めばい
いかなどの課題もちらほら見受けられました。全てを取り込むのではなく、企業の方針や製造している商品に合ったソフトのみを導入して
プロセスを切り分けていくことも大事なのかなと感じました。また、堅牢なプラットフォーム(方針の定まった生産工程)を事前に作って
おかないと後々の想定していない計画変更により一貫性が潰えるので、簡単に導入できるという訳ではなさそうな感じでした。
自動車の需要の比率が年々増えていく今世に対して効率化が求められている現代社会では、これらのシステムをいかに早く従業員に浸透さ
せていくかが品質向上のヒントになりそうですね。自分が今いるプログラミング・システム開発の業界においても応用すべき書物は沢山
ありそうです。これからも耳にすると思うので常時アンテナを張り巡らせておきます。