Windowsのbashコマンドで起動するWSLのディストリビューションを切り替える方法

Windows Subsystem on Linux(WSL)では、複数のディストリビューションをインストールすることが可能になっていますが、cmdのbashコマンドから直接起動できるディストリビュージョンは1つのため、自分が使いたいディストリビュージョンがbashコマンドに紐づけされていない場合はちょっと不便です。

通常は一番最初に導入したディストリビュージョンがbashコマンドに 紐づけされますが、wslconfig コマンドを使うことで
紐づけるディストリビューションを切り替えることができます。

まず、現在の設定を確認してみます。

wslconfig /l
Windows Subsystem for Linux ディストリビューション:
kali-rolling (既定)
Ubuntu-16.04

このように、インストール済みのディストリビューションの一覧が表示されます。
このうち、(既定)と書かれているものがbashコマンドで起動するディストリビューションです。

これを切り替えるには、次のように入力します。

wslconfig /s ディストリビューション名

今回の場合は、例えば次のように指定してみます。

wslconfig /s Ubuntu-16.04

もう一度確認します。

> wslconfig /l

Windows Subsystem for Linux ディストリビューション:
Ubuntu-16.04 (既定)
kali-rolling

> bash -c "cat /etc/os-release"

NAME="Ubuntu"
VERSION="16.04.6 LTS (Xenial Xerus)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 16.04.6 LTS"
VERSION_ID="16.04"
HOME_URL="http://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="http://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="http://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
VERSION_CODENAME=xenial
UBUNTU_CODENAME=xenial

無事切り替わりました。

>株式会社シーポイントラボ

株式会社シーポイントラボ

TEL:053-543-9889
営業時間:9:00~18:00(月〜金)
住所:〒432-8003
   静岡県浜松市中央区和地山3-1-7
   浜松イノベーションキューブ 315
※ご来社の際はインターホンで「316」をお呼びください

CTR IMG