電波ではなくNTPで時刻を同期する時計をセイコーが発表

  • 2019年2月11日
  • 2019年2月11日
  • IoT

時計の大手メーカー”セイコー”が、電波時計ではなくサーバーやPCの時刻同期に使われる”NTP”を使って時刻合わせをすることができる時計を発表したようです。

施設内の時計をシステム時刻と同期するネットワーク型時計「NTPクロック」の販売を開始 – SEIKO

NTPサーバと時刻同期するセイコーの掛け時計「NTPクロック」販売開始。電源はPoE対応 – Publickey

https://www.seiko-sol.co.jp/archives/40336/ より

この製品はマニアックな人向けの製品…というわけでは決して なく、施設や工場、オフィスなどに設置される所謂”設備時計”として使用することを目的としたものとのこと。

大きな施設内に時計を設置する場合、たくさんの時計を設置することになるかと思いますが、通常の時計だと、電池の入れ替えや時刻合わせなどを一つ一つ行う必要があり、大変です。

NTPを使用することができれば、社内に設置されたNTPサーバー一台の時刻のみを制御し、すべての時計をNTPサーバーと同期させるようにすれば、一か所の時刻変更だけで、NTPでつながったすべての時計の時刻をコントロール可能になります。また、既存のLAN設備が使える上、PoE(LANケーブル経由で電源を取る規格)にも対応しているようなので、専用の配線を引く必要がないのも便利そうですね。

自分の場合、自宅に電波時計を置いてあるのですが、実は自宅では時刻合わせ用の電波が届かず、折角の時刻合わせの機能が使えなかったりします。

折角ネット回線があるんだし、電波ではなくてWi-Fi経由でNTPを使って出来たら確実だし楽なのになぁって思うこともあるので、個人的には是非一般向けのNTP時計も作ってほしいですね。

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