ふと買ってきたポッキーのパッケージを開けようとしたところ、パッケージの側面に名に書かれているのを見つけました。
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ポッキーで…プログラミング…???
どういうこっちゃと思いつつ調べたところ、公式のティザーサイトを発見。
このサイトにあった動画を見たことで、”ポッキーでプログラミング”の意味が分かりました。
ポッキーを並べることでキャラクターの動きを”制御”してみよう!
ということのようです。なるほどなるほど…
どんなアプリなのか実際に確かめてみたくなったので、実際にインストールしてみました。

ちなみに、”GLICODE”と検索してしまうと英語版がヒットしてしまうので、日本語で”グリコード”と検索するのがおすすめです。
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タイトル画面。
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Level 1
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このアプリではプログラム言語を覚えておく必要は一切ありません。
すべてポッキーの並びだけでコーディング(?)します。
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このキャラクターの名前は”ハグハグ”というのか…
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ポッキーの向きで、”ハグハグ”に動きを指示するようです。
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左下のカメラアイコンをタップするとアプリ内でカメラが起動。
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おてほんどおりにポッキーを並べてみます。
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なんとポッキーが画像認識されているではありませんかwww
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ポッキーの向きを元に”右にうごく”という命令が入力されました。
この命令でOKな場合は右下の”めいれいをけっていしよう”と出ているボタンをタップすることで、入力した命令が確定される、という流れのようです。
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確定したらステージに戻ります。
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再生ボタン(?)をタップすると、確定した命令が実際に実行されます。
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動き出すハグハグ…
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女の子のもとへ到着。
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ギュッ…
それとなくホラー感を感じる流れな気がしなくもないですが、なるほど確かにポッキーでキャラクターを制御できました。
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Level 2
今度は横移動に加えて縦移動が必要になるようです。
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Level 1ではポッキーを使ってハグハグを横に動かすことができました。
では縦に動かすにはどうすればいいのでしょう…?
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そうです。ポッキーを使います…!
グリコードでは、おなじ平面上に複数本のポッキーを並べることで、ハグハグに続けて複数の動作をさせることができます。
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今度は右に1マス動かした後、下に2マス動かす必要があるので、ポッキーを3本用意して
→ ↓ ↓
とすると目的の動作になるはずです。
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早速入力して…
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実行!
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ハグハグが指示された通りに動き…
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ギュッ…
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ステージクリアです。
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ポッキーで与えた命令は、必ず順番通りに実行されます。
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これは与えた命令は必ず順番に実行されるというシーケンス(=じゅんばんにじっこう)というものですと説明。
そう、ポッキーでプログラムの基本的な要素の一つである”逐次(順次)実行”をわかりやすく説明してしまいました。
グリコード…恐るべし…
とまぁこんな感じで、プログラミングをする前に学んでおくべき考え方を、ポッキーを使って学習することができるという、かなり画期的な内容になっています。
このアプリでは、プログラムの
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・処理の逐次実行
・処理の繰り返し
・処理の場合分け
の三つの考え方をポッキーを使って学習することができるようです。
子供向けの教材といえば、LEGO社が出しているMindStormという製品があります。
こちらも(普通のものと形状が違うが)おもちゃのブロックという子供が親しみやすいものと、プログラムの要素をブロックパーツにしたものをくっつけていく、という視覚的にコーディングができる開発環境になっているので、初めてプログラムを触る子供にとっても入門しやすい内容になっています。
しかしながら、ロボットを扱うという部分がある以上、ちょっと難易度は高め(ある程度の難易度があるので、MindStormを使ったロボットコンテストが開催されています)で、思い通りに触れるようになるまでに少し時間がかかるかもしれません。
一方、今回のグリコードは内容としてもMindStormよりもシンプルかつ基本的な部分ですが、ブロックよりもより慣れ親しみやすい”お菓子”を使ってプログラムの基礎を学ぶことができる、というのはとても画期的なアイデアではないかな、と思いました。
…ちなみに、今回の記事を書くにあたって、実際に会社のオフィスで
一人ポッキーを並べてスマホをかざす…ということをしていたのですが…
周りの人の目にはどのように映っていたのか。
考えかけてやめました。ええ。