コンピューターを使う上でどうしても欠かせないのがバックアップの存在。
そのバックアップですが、効率なバックアップを実現するために、いくつかの手法があるのはご存知でしょうか。
よく使われる方法として2種類あります。
・増分バックアップ
・差分バックアップ
いづれも、大抵の場合は毎回フルバックアップを取るよりも早く完了し、使用容量も少なく済む方法です。
一見、言葉だけではどういう違いがあるのかわかりづらく、自分も恥ずかしながらつい最近違いを知りました。
【今更聞けない】差分バックアップと増分バックアップの違いとメリット – The BackStore Blog
こちらで詳しくまとめられていました。
差分では、初回フルバックアップから変更・追加のあった箇所を毎回バックアップします。
対して増分は、前回行われたバックアップから変更・追加のあった箇所をバックアップします。
つまり、差分バックアップは、”初回バックアップされた”データからどれだけ変更されたかを記録していく方式、一方増分バックアップは”前回バックアップされた”データからどれだけ変更されたかを記録していく方式、ということだそうです。
従って、差分バックアップは初回からの差なので、2回目移行のバックアップデータが、回を追うごとにどんどんバックアップデータが大きくなっていきますが、代わりにどこかの世代のバックアップが欠損してしまっても、他の世代のバックアップデータを復元する際に影響が出ません。
対して、増分バックアップは増分バックアップは毎回”前回からの差”を取るので、毎回のバックアップされるデータ量は最少で済みます。しかし、復元時は、復元する世代までの変更点をすべてつなぎ合わせないと復元できない他、どこかの世代のバックアップが失われてしまうとその時点で復元が困難になります。
今回参考にさせていただいた記事にもあるように、どちらのバックアップ方法が適しているのかは場合によってきます。
特製をしっかり理解したうえで、うまく使い分けていきたいですね。