久々にMastodonインスタンスを更新したらデータが吹っ飛んだ件。

先日の一件もあってか、最近になって再び波が来ているMastodonですが、自分も以前動かしていてそのまま放置状態になっていたMastodonインスタンスを久々に立ち上げ直してみました。

…といってもいつの間にかエラーで止まってしまっていて、500エラーを吐く始末。
思い切って合わせてアップグレードも行ってみました。

自分のインスタンスはdocker上に置いたまま動かしているので、mastodon本体があるディレクトリからroot権限で下記のコマンドを実行してアップグレード。

cd /web/mastodon
chown -R 991.991 public/  #いつの間にかパーミッションがない旨のエラーが発生するようになっていたため追加
docker-compose down 
docker-compose build
docker-compose run --rm web rails db:migrate 
docker-compose run --rm web rails assets:precompile 
docker-compose up -d

ところがこの操作がまずかったのか…

ログインができない…
何度試してもログインできないので、やむを得ず再登録し、ログイン。

管理者権限を与えてユーザー一覧を見てみましたが…

今回作り直したアカウント以外すべて吹っ飛んでいました。
自分のアカウントだけでなく、以前フォローしていたはずの他インスタンスのユーザーのリストもすべて吹っ飛んでいました。
どうやらDocker上のdbコンテナ(か、あるいはその中のデータすべて)が丸々吹っ飛んでしまったようです。
何たる悲劇…

同じコマンドで以前アップグレードした時はすべてデータが保持されていたのですが、仕様が変わったのでしょうか。
幸いにもおひとり様インスタンスだったので事なきを得ましたが、なかなかヒヤリとしました。

会社で管理しているインスタンスもバージョンがなかなかに古いので、そろそろバージョンアップすべきか、とは思っている(今のところ、バージョンアップしなくても通信自体は問題ない)のですが、これはちょっと気を付けないと怖いですね…

ちなみに、以前未実装となっていて物議をかもしたユーザー削除機能ですが…

新しいバージョン(2.3.2)では機能としてはちゃんと実装されていました。(利用可能かどうかはインスタンス管理者のポリシーによります。)


以前からPawoo.netが先行して実装していた(気がする)インスタンス内のトゥートが登録画面から見れる機能も、公式のソースで実装されていました。
この機能はとても欲しかったので、公式で実装されたのは非常にありがたいです。

他にも、以前はソースレベルでしか書き換えができなかったロゴ画像やトップバナー(ヒーローイメージ)も、管理画面から書き換えが可能になりました。
以前はバージョンアップするたびに書き換える必要があったのでかなりキツイなぁと思っていたのでとてもありがたいです。

今回は前回よりも波が大きいようで、有名どころのインスタンスでは、管理者から目に見えて分かるレベルでサーバー負荷が上がっているようで、かなり人が集まってきているようです。

折角の機会ですし、どこかのインスタンスに参加したり、立ち上げたり、いろんなインスタンスのトゥートを見て回ってみるのも面白いかもしれませんね。

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