表計算で計算するときに下段にコピーをしようとするとセルの値がずれてしまう時があります。そこで用いるのが絶対参照というコマンドです。F4キーを押すと、値の前後にドルマークが表示されます。
例えば、セルA5の前にドルマークを付けて$A5とすると、通常横にコピーをするとB5となってしまいますが、ここでは$で参照を固定しているので、どんなに横にコピーをしても$A5の値を維持することができます。
同じページに参照元の値があるときにこれを使えば、いちいち手直しする必要がなくなり、時間を省略することができます。
今度は、ドルマークを値の後ろにつけてA$5とします。すると、今度は縦にコピーをしてもA6~とずれることなくA5の値を参照します。
絶対参照を使えるようになると、大規模なデータを計算するときでも余計な時間と手作業を省略することができるので、仕事などで表計算をする方はぜひとも覚えておきたい手段ですね。